ハムスターの飼い方
≪冬の過ごし方≫管理温度を下方修正いたしました
更新 2011年12月20日
ハムスターが安全に、そして、健康に冬を過ごすために、皆さんのちょっとした注意が必要です。
ここにそのポイントをまとめました。
可愛いハム君と冬を楽しく過ごすため
是非参考にしてください。
このところ、
冬のハムスターの適切な温度について、及び暖房の方法について問い合わせを沢山いただきますが、
温度管理は人間の寝室と同じように考えていただければ分かりやすいです。
●人の寝室の場合
人の寝室の室温は、冬は10℃以下になる場合があります。皆様の寝室は如何でしょうか?。
真冬になれば、明け方には窓に霜が付くくらいに下がる場合もあるでしょう。
しかし、この温度範囲なら、人は冬用の布団に包まって、暖かく、安眠・熟睡することが出来ます。
●ハムスターの場合も同じです。
『地下型の巣箱』が置かれている部屋が人の寝室と同じような温度環境なら、
ハムスターも自分の寝室に冬用の寝床を作って、自分の体温を逃がさないようにして、温かく、安眠・熟睡します。
このときの寝床の中はハムスター自身の体温が保たれてとても温かいです。
室温が10℃を下回っても、ハムスターが寝ている寝床を赤外線温度計で測定すると30℃以上になっています。
つまり、ハムスターは自分で上手に防寒対策をする賢い動物なのです。
飼い主の皆さんは、【ハムスターの冬の準備行動】にちょっと手を貸してあげるだけでよいのです。
この様に、飼育している部屋の温度が15℃〜20℃程度になっているなら、『地下型の巣箱』の周囲を毛布で包むなど、『地下型の巣箱』に直接冷気が当たらないようにしてあげるだけで、ヒーターなどの暖房は必要ありません。
夜中に10℃を短時間下回る程度なら、暖房しなくても大丈夫です。
長時間に渡って10℃を下回る環境にある場合に限って、15℃程度を維持できるように、防寒対策をしてあげてください。
冬の準備をしましょう
≪ご注意ください≫ここでご案内する温度の基準は、『地下型の巣箱』
で生活しているハムスターの場合に限ります。
●暖かい寝室と寝床で寝ることが出来ないハムスターは、寝室レス状態になっているために、本ページの設定温度では、低過ぎます。
このページで取り上げる項目です。
1.温度
≪温度管理の目安≫
≪適正温度≫
≪保温対策≫
≪暖房≫
≪ハムスターの温度管理のポイント≫
2.冬の巣材
3.冬の食べ物
≪貯蔵室の管理≫
4.クリーニング
≪寝室のクリーニング≫
≪『地下型の巣箱』のクリーニング≫
5.リセットの注意事項
≪スペアが用意できる場合≫
≪スペアがない場合≫
1.温度
≪温度管理の目安≫
温度管理の目安=飼育している部屋の気温です(単位℃)
|
|---|
春 | 夏 | 秋 | 冬 |
| 夏の危険温度 | - | 35 | - | - |
| 夏の警戒温度 | - | 30 | - | - |
| 高めの室温 | 25 | 28 | 25 | 23 |
| 低めの室温 | 17 | 25 | 17 | 15 |
| 冬の警戒温度 | - | - | - | 10 |
| 寝室の床下の適正温度 |
20〜25 |
25〜28 |
20〜25 |
15〜17 |
●寝室の床の適正温度は、『地下型の巣箱』の床下(寝室部分)に温度計を差し込んで計ります。
【基本的な考え方】
ハムスターは自分で寒さ対策が出来る動物です。

写真:ハク提供<冬の寝床作り>
ハムスターの健康のために重要不可欠なもの、それが≪安眠・熟睡できる温かい寝床です≫
←私たち人間と全く同じです。
『地下型の巣箱』をもらったハムスターは真っ先に寝床を作ります。
夏は涼しい寝床をつくり、冬はコットンなどを多用した暖かい寝床を作り、
季節の温度変化に上手に対応します。
人間が夏蒲団と冬布団を使い分けるのにそっくりな行動を観察することができます。
上はハク君が温かい寝床を二室に作った写真です。
寒い冬は『地下型の巣箱』の5室のうちトイレ室以外を全部寝室にしてしまうハムスターもいます。
この様に、人が快適に生活している部屋に飼育ケースがあって、寝床が作れる寝室があるハムスターには、
特別な暖房は必要ありません。
室温が10℃を下回る場合だけ、暖房が必要です。
≪暖房は床暖房が基本です≫
ハムスターは冬でも夜の原野(氷点下になる)を走り回って食料を集めるなど、外が寒くても活発に行動する動物です。
外がいくら寒くても、家に充分な食べ物と温かい寝床があれば、ハムスターは心身ともに健康に過ごします。
ハムスターも人も同じです。
【上の表の説明】
中段の〈高めの室温〉と(低めの室温)は、一般的な家庭の室内温度で、ほぼこの範囲内で生活しているとみなした温度です。
つまり、この様な一般的な家庭の部屋で飼育している場合には、特別な冷暖房装置は必要ありません。
〈夏の危険温度35℃〉は猛暑日の日中などで、35℃が数時間続くような場合は危険です。
〈夏の警戒温度30℃〉は、長時間、数日続くと、ハムスターは体力を消耗します。
〈冬の警戒温度10℃〉は、長時間、数日続く場合には防寒対策が必要です。
例えば、コタツが主な暖房の部屋などは、明け方に室温が相当下がります。この様な場合には、『地下型の巣箱』の防寒が必要です。
≪適正温度≫
●温度測定は、『地下型の巣箱』の寝室部分の床下を温度センサーで計ります。
冬の適正温度は、上の表の通り10℃〜17℃です。
冬に、人が普通に生活している部屋であれば、『地下型の巣箱』の床温度はこの範囲で変化しますので、特別な暖房対策は必要ありません。
≪保温対策≫
明け方頃の短時間に、室温が10℃を少し下がる程度であれば、暖房器具を用いないで、下記の保温対策をしてください。
『地下型の巣箱』の下に毛布状の防寒(断熱)材を敷いて、『地下型の巣箱』の底冷えを防ぎます。
さらに、『地下型の巣箱』の周囲を毛布状のもので包んで、『地下型の巣箱』を寒い外気に直接触れないようにします。
飼育セットの、寝室(大部屋)側から見た状態でもう一度ご案内します。
通常=防寒対策『なし』の状態です。
『地下型の巣箱』の床部分に毛布を敷きます。
これによって、寝室の床が冷えるのを防ぐことができます。
『地下型の巣箱』の外側が冷えないように、『地下型の巣箱』全体を毛布でくるみます。
これによって、『地下型の巣箱』全体を冷気から守ります。
『地下型の巣箱』は、この様に、ハムスターの寝床(寝室)を直接防寒してあげることができる、という特徴があります。
≪暖房≫
室温が約10℃を下回る場合には『地下型の巣箱』の床を約15℃〜17℃になるように暖めます。
暖める方法は『地下型の巣箱』の寝室部分の床を暖めると言う方法です。
『ハムスターの冷暖房装置』やペット用ヒーターを用います。
前項の防寒の状態の下に暖房部を差し込むことで、『地下型の巣箱』の床を暖房します。
ただしこの場合は、温度管理が必要です。
『地下型の巣箱』の床下(寝室部分の床下)に
温度計を差し込んで、20度以上に暖めすぎないようにしてください。
暖房時の注意事項【厳禁事項】は暖めすぎないことです。
くれぐれも寝室の床温度が20℃以上にならないように注意してください。
20℃以上の不自然な高温にすると
●冬に冬用の寝床を作るという季節に順応する本能と習性をダメにしてしまいます。
●冬用の寝床を作らなくなります。
●熱くて、寝室から出てしまいます。さらには『地下型の巣箱』を使用しなくなります。
【ワンポイント】
各部屋の床温度に温度差を付けておくと、ハムスターが好みの温度の部屋を選びます。
例えば寝室の床を17℃中央小部屋の床を15℃入り口小部屋の床を13℃と言うように、、、※2
選んだ部屋の温度を計ることによって、ハムスターの好みの温度を知ることができます。
※2 部屋の温度差は『ハムスターの冷暖房装置』の暖房プレートの差込み位置を調整することで行えます。
2.冬の巣材
冬になると、ハムスターは寝床を冬用の暖かい寝床に作り変えます。
室温が低くても冬用の蒲団なら、自分の体温で暖かく(※3)安眠ができる人間の場合と同じです。
ハムスターも、夏蒲団と冬蒲団を知っています。
寝室の温度が下がってくる頃に、この行動が観察できます。
冬蒲団の材料を欲しがります。
ハムスターが好む巣材を欲しがるだけふんだんに与えてください。
巣材は、細く裂いたティッシュペーパー・指先大に軽く丸めたコットン・毛糸・布切れなどです。
好みのものを選べるようにしてあげると、ハム君の好みが分かります
(※3)【冬蒲団は暖かく安眠・熟睡できる】
室温つまり床温度が15℃のときに、ハムスターが自分で作った冬用の寝床の中の温度は34℃近くになっています。
3.食べ物
食べ物の貯蔵の仕方で、ハムスターが冬に備えている心理状態が分かります。
良く観察しましょう。
ペレット・ミックスフードなど、ハムスターが冬に備えて貯蔵したがる分は充分に与えてください。
貯蔵分を充分に与えるこの方法は、
【必要なものを必要なだけ食べる】自然の機能が正しく働いている、
『地下型の巣箱』方式で飼育している、ストレスのないハムスターの場合に限ります。
●食べる以上に、大量に貯蔵をするのが観察できるはずです。
特に冬季は貯蔵量が多ければ多いほどハムスターは安心し、精神的に安定します。
貯蔵量は人間で言えば貯金通帳の残高のようなものですから。
●この準備が整うことで、冬の間の食糧不足を警戒・心配する、ハムスター独特の本能から発生するストレスから、
開放させてあげることが出来ます。
●ただし、【地上の生活環境】にいつでも食べ物が豊富にあると学習したハムスターは、
大量には貯蔵しないことが、稀にはありますがこの場合は心配いりません。
≪貯蔵室の管理≫
傷みやすいもの、貯蔵に適さないものは、トイレ砂回収のときに取り除いてください。
4.クリーニング
≪寝室のクリーニング≫
ハムスターは汚れた巣材を部屋の外や巣穴の外に自分で捨てる場合があります。
これを取り除いてあげます。
夏の寝床のままの汚れた巣材が目立つようならそれを取り除きます。
このとき過度の【浸入】にならないように配慮してください。
ハムスターと仲良くなったら、寝室全部を掃除機で吸い取ってしまっても大丈夫な場合があります。
≪『地下型の巣箱』のクリーニング≫
固まったトイレ砂を取り除いて補給するのと、傷みやすい貯蔵物を取り除くのはいつもの通りです。
5.リセットの注意事項
特に汚れがなければリセットの必要はありません。
≪リセットの目安≫
この場合のリセットの目的は季節の変わり目の大掃除です。
寝室を上手に綺麗に使用している場合などには、あえてリセットする必要はありません。
リセットの方法は、
≪スペアが用意できる場合≫は、
ハムスターが【地上の生活環境】に出ている間に素早く交換すれば良いです。
≪スペアがない場合≫には、
仮の巣箱(ストレス診断用の巣箱がお薦め)を【地上の生活環境】に置いて、
ハムスターが【地上の生活環境】にでたら巣穴を塞いでしまいます。
良く洗って、1日かけて完全に乾燥させた『地下型の巣箱』を与えます。
リセット後すぐに巣作りに専念するようなら、大きなストレスにはなりません。
判断に迷う時や、分からないことがあれば、BBSやメールをご使用ください。
●●ご注意ください●●
この冬の過ごし方は、『地下型の巣箱』の寝室で、
自分で作った寝床で安眠・熟睡しているハムスターが対象です。
安眠・熟睡できる温かい寝床と寝室を持たないハムスターには適用できませんのでご注意ください。
【お断り】
冬の管理温度を大幅に下方修正いたしました。
主な理由は以下の三つです。
@多くの皆様が、『地下型の巣箱』方式による飼育方法に慣れ、ハムスターに暖かい寝床を作らせることができるようになった。そのために、温度が低くなっても、安全に冬を過ごせるようになったこと。
A暖房で温め過ぎてしまうことを防止するため。
Bハムスターに四季の寒暖差を十分に感じさせた上げるため。
次へは、本文を通してお読みいただけます。
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