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ハムスターの飼い方   放し飼い

←動画・放し飼いの時のコミュニケーションです。

  
         

上級編 【放し飼いをしてもっと楽しむ】

【ハムスターの方が活き活きと楽しんでいます】

ハムスターが出かけたいときに出かけて帰りたいときに帰れるようにしてあげます。

 飼育ケースの中から外に坂道か階段かタオルを垂らすような方法で、外出の道を作ってあげます。
 ハムスターは家に帰るときにこの道を使って帰ります。

『地下型の巣箱』方式の飼い方でコミュニケーションが良く取れているハムスターであれば、自分の家を認識していますから、朝になれば『地下型の巣箱』の寝室に帰って安眠・熟睡しています。  このようなハムスターは、下の写真のように、全くの自由意思で、飼い主に寄ってきて、飼い主とコミュニケーションを取るようになります。



↑ 放し飼いのハム君が、飼い主のところに来て飼い主によじ登ぼろうとするところ。(宮城県・佐藤さん報告)


↑ 飼い主とコミュニケーションを取りたくて、飼い主の足元から、よじ登ってきた、ハム君(宮城県・佐藤さん報告)

 環境に敵がいないことを学習して納得したハムスターは、飼い主と信頼関係を深めます。
 室内を自由に駆け回れるようになったハムスターには、ストレスは皆無です。
 足元からよじ登ってきて、デスクに乗り移り、キーボードの上で目の前で毛づくろいをするようになります。





●この章で紹介する【ハムスターに自由行動をさせてあげる】は、 『地下型の巣箱』を『自分の家』と認識しているハムスターと、その飼育者を対象にした上級編です。
下記の≪自由に行動させて良い最小限の条件≫を満たしてください。

●条件を満たせない方は、絶対に真似をしないでください。ハムスターの生命に関わります。


≪方法≫

●夜、飼育ケースの中から外に坂道か階段を作ってあげます。掃除機位の太さのホースでも良いです。
●夜中になると、この道を使って飼育ケースの外に出ます。
●わざと隠しておいた食べ物(※1)を見つけ出しては『地下型の巣箱』に持ち帰るなど、部屋中を探検し、食糧確保など活発に活動します。
●夜明け前にはこの道を使って、『地下型の巣箱』に帰ります。
●朝、『地下型の巣箱』を覗くと、寝床で満足そうに熟睡しています。


(※1) ハムスターは部屋中を隅々まで探検します。食べ物を色々なところに隠しておいてあげると、それを見つけ出します。


≪自由に行動させて良い最小限の条件≫


以下の6つの項目の全てが満たされた場合にのみ、自由行動が可能です。
1.
ハムスターが『地下型の巣箱』を自分の家、100%自分の聖域と認識していること。
自由行動の大前提です。
これによって、『地下型の巣箱』に自らの意思で帰ってきます。

2.
ハムスターと仲良くなっていること。
仲が良いとは、
@呼べば巣穴から出てくること。←帰っていないときに呼び出せます。
A手に載ってリラックス(←身繕いをする程度)すること。
の二つを満たすレベルであること。
飼い主を侵入者・敵・危険などと学んでいる場合には、『地下型の巣箱』に帰らない場合があります。

3.
部屋が締め切りの部屋であり、開放でないこと。
放し飼い可能な空間の管理ができていること。←ハムスターはわずかな隙間も見つける能力を持っています

4.
自由行動中のハムスターに危険が及ばない環境であること。
人が動くことによる圧死事故は絶対に起こさないよう注意が必要です。
ソファの中に入っている。
タンスやふすまの開け閉め。
人の寝返り、押入れの布団で挟まれるなど、、
また、電気コードを齧るなども考慮してください。

5.
朝『地下型の巣箱』の中にハムスターが帰っていることを確認できない場合には、 部屋を締め切りのままにしておける環境であること。

6.
ドアや襖の下部に齧り防止対策を採っていること。
ドアから外に出たい、ふすまの中に入りたいと思うと、猛烈な勢いで齧り広げることがあります。



≪解説≫

「ハムスターは脱走する」と一般には言われています。
ハムスターが飼育ケージから外に出たがるのは、
@逃げ出したいため。
A活動のため。
B交尾のため。
が主な理由です。
飼育環境が悪ければ、@逃げ出し、飼育ケースに自ら帰る事はありません。
しかし、良い飼育環境であれば、
つまり『地下型の巣箱』を『自分の家』と認識しているハムスターは、
自分の意思で帰ってきます。

なぜでしょうか?

答えは実に簡単です。

『地下型の巣箱』が、帰りたい『自分の家』だからです。

安眠できる暖かい寝床がある【寝室】と、食料が沢山ある【貯蔵室】がある安全で快適な環境であれば、 家に帰るのは極々自然の行動です。(※2)

このように、自ら帰りたくなる家をハムスターに提供する。
これが『地下型の巣箱』方式の飼い方です。

(※2)もし飼育ケージに帰らない場合は、ハムスターにとって良い生活環境では無いということになります。
自信のある方は是非お試しください。


この趣旨と動機は、≪管理者のひとり言≫
で述べています。
ご一読いただければ幸いです。


【ハムスターに自由行動をさせてあげる】ことの魅力

ハムスターがますます健康になることは言うまでもありません。
ハムスターは、その可愛いしぐさを観察するだけでも、十分に楽しめますが、
コミュニケーションがとれる様になると、ハムスターの賢さに触れることができて、その楽しさは倍加します。
更に、自由に行動させてあげて、足元から登ってくるハムスターがいたら、嬉しさ100倍です。
皆さんにも是非体験していただきたいシーンです。
まず、とにかく、ハムスターとの信頼関係を築いてください。
仲良くなれば、何処にいても呼べば出てきます。




もう『地下型の巣箱』を十分にマスターした、というハム君と皆様のために、
≪ ハムスターの飼い方 X ≫をアップしました。
ハムスターのすばらしい世界を満喫していただけることでしょう。


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