前書 

   

≪ハムスター 理想の飼育環境≫


ハムスターを飼育することについて私が共感しているのは、
旭山動物園=小菅園長の≪行動展示≫という考え方です。(小菅園長は2009年3月に定年退職され、名誉園長に就任されました)
≪行動展示≫については以下に小菅園長の言葉を引用させていただきます。

『旭山動物園の行動展示とは, 動物それぞれの“種”が持っている行動を引き出し, それを展示するということなのです。“種”が持っているということは,動物が“種”として, 長い長い進化の過程で獲得した行動,もしくは能力であるということです。 ですから,訓練は要りません。どの個体でも簡単にやってのけます。 彼らにとっては何でもないことなのですから上手も下手もないのです。 決して優秀な個体のすばらしい行動ではありません。 また,すべての行動は動物たちの意志でなければなりません。 強制するようなことがあっては絶対に駄目です。 私は,それが最も重要なことだと考えています。』
旭山動物園公式ホームページ⇒名誉園長室⇒行動展示 より。



ハムスターにも“種”として持っている独自の行動があります。

●ペットのハムスターにも、“種”の行動をさせてあげると、活き活きと健康に育つことが分かりました。
●そして、巣穴の中で行われる”種”の行動をいつでも楽しく観察=展示できる飼育環境が出来ました。



●ハムスターの行動を詳しく観察し研究した結果、ハムスターに
【地上の生活環境】と
【地下の生活環境】の
二つの生活環境を与えてあげると、 例外なく全てのハムスターが、【地下の生活環境】に巣作り行動を始めることが分かりました。

●もともと、ハムスターは地下の巣穴の家に棲んでいるのですから、これは極々自然なことと言えます。

●そこで【地下の生活環境】を備えたハムスターの飼育環境を具体的に実現するために、 『地下型の巣箱』の開発をはじめました。
地下の生活行動を観察することができる『地下型の巣箱』の原型は、1995年にできました。
多くの試作器による実験を重ね、 巣の中の生態と行動をいつでも観察することが出来る、『透明な観察板』を備えた 現在の『地下型の巣箱』が完成したのは2002年のことです。

●地下で行動するハムスターをいつでも観察できるようになって、
観察する楽しみだけでなく、今まで知らなかった巣穴の中のハムスターの行動の多くが、次々と明らかになりました。
これまで見ることができなかった母ハムスターの出産から授乳・子育ての全てのシーンを、
母ハムスターを警戒させること無く詳しく観察することができました。
安眠・熟睡する無警戒のハムスターの姿など、沢山の感動シーンをハムスターを警戒させることなく、誰もが見ることが出来るようになりました。


●『地下型の巣箱』の効果は目覚しく、
ハムスターは活き活きとし、
毛艶が良くなり、
健康で病気にかからないようになり、
母ハムスターは子育てをしっかりするようになりました。

●そして貴重な発見がありました。
それは、ハムスターの好奇心がとても強いということです。
ハムスターの好奇心は本能から湧き出るもののようで、個体差が見られず、飼育した全てのハムスターに潜在していました。
『地下型の巣箱』でこの好奇心を顕在化してあげることができます。
するとハムスターはこの好奇心を飼い主に向けます。
このとき、正しく応えてあげると、ハムスターは飼い主を信頼します。
そして、ハムスターと飼い主がとても仲良くなれると言うことを実践することができました。
それはそれは、とても楽しいハムスターの世界です。皆様にも是非体験していただきたいことです。


このホームページは、
1994年から始めたハムスターの飼育・観察・研究・実験などの成果を公開しているものです。
健康に活き活きとそして皆様と仲良く暮らせるハムスターが一匹づつ増えることを願い、ハムスターのすばらしい世界を皆様に楽しんでいただけるお役に立てれば幸いです。



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