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ハムスターの飼い方 W
   夏のすごし方



≪ハムスターの夏バテの兆候≫

@日頃の活動量が減った。

A寝室の外で寝るようになった。(要注意:緊急)


こうなる前に、適切な暑さ対策をしてあげましょう。


≪暑さ対策の目安≫

ハムスターが暑さを感じる目安は28℃程を上回ったあたりです。
人が暑さを感じたら、ハムスターも暑さを感じていると思っていただけば、それが目安になります。
人が我慢できない暑さであれば、ハムスターにはもっと我慢できない暑さです。

●気温が30℃を越す環境では体力を消耗します。
元気なハムスターでも35℃を越すと、ほとんど活動しなくなります。
体力を急激に消耗しますので、暑い時間が3時間以上続くような場合には、暑さ対策が必要です。


≪夏の飼育環境を快適にしてあげる≫

『地下型の巣箱』は、巣箱が外気に直接触れる構造で、しかも木製です。
吸湿性があり、通気性に優れているので、地中の巣穴に近い環境を作ることができます。
そして、寝室の床の温度管理が簡単に出来る構造です。

湿度が高くなる6月頃から、下図の様に『地下型の巣箱』の底部の通気を良くしてあげてください。
持ち上げた床下に、温度センサー又は温度計を設置することで、寝室の床温度の管理が出来ます。
ハムスターの温度管理のポイントは、寝室の温度です。寝室の温度を快適にしてあげれば、外が暑くても快適に安眠できる人間と一緒です。しかもハムスターは人間の倍の時間は寝室で過ごしますので、なおさら寝室の温度管理が大切になります。

≪暑さ対策≫ 『地下型の巣箱』を浮かせます

夏セット

『地下型の巣箱』を15ミリ以上持ち上げ、底部分の通気を確保します。
写真は説明のために『遮光布』を外してあります。
『地下型の巣箱』を15ミリ以上浮かせます。
浮かせる目的は、『地下型の巣箱』の底板部分の風通しを良くすることです。

身近な物ではペットボトルのフタがちょうど良い高さになります。

湿度が高い地方では、15ミリ以上できるだけ高く持ち上げて、底板部分の風通しを良くしてください。

底部分に通気させることで、夏季に室内にこもる熱と湿気を外気に逃がす効果を促進させます。

※床下の通期が良くなることで、ハムスターの寝室に熱気がこもるのを防ぐことができます。


≪暑さ対策≫ 少しでも涼しい部屋、北側の部屋とかエアコンが聞いている部屋に置いてあげましょう

 南側の部屋は、人がいない時には温度がとても高くなります。
日中だけでも、玄関など、少しでも温度の低い部屋に置いてあげましょう

≪暑さ対策≫エアコンによる冷房

28度以下であれば、熱中症の心配はありません。

ただし、人がいない場合は、留守の場合には、小さなハムスターのために部屋中を冷房するのは、経済的にも、CO2温暖化の環境的にも気になることです。

≪暑さ対策≫冷却材や凍らせたペットボトルで冷やす

 冷却パックや凍らせたペットボトルを飼育ケースの中に入れてあげる方法も有効です。
しかし、長持ちしないのと、冷却パックを凍らせるための毎日の手間が思った以上に大変です。

≪暑さ対策≫ハムスター専用の冷暖器を使用する

 『ハムスターの冷房器』を作ってしまいました。大好評です。

 高額なので申し訳ありませんが、@ハムスターが快適に夏を過ごせることと、Aエアコンの電気代が節約できることと、B手間がかからないことの三大利点が魅力です。



参考  
ハムスターの夏の暑さ対策行動


『地下型の巣箱』の中のハムスターの行動を観察してあげましょう
●暑くなってくると、冬の繭型の寝床の巣材を減らします。
汚れた巣材を寝室の外、あるいは巣穴の外に捨てる行動が観察できます。
中には、巣材を替えるハムスターもいます。
例 ⇒ コットンから細く裂いたティッシュ
【やってあげること】
@夏用の巣材(細く裂いたティッシュなど)を、いつでも使えるようにしておく。
A使い始めたら、欲しがるだけ補給する。
B運び出した古い巣材は回収する。


●≪暑くなってから、今までの寝床を使わなくなったハムスターの場合≫
このハムスターが最も多いかと思いますが、涼しい部屋に引っ越して、そこに新たに夏用の寝床を作ります。
【やってあげること】
@夏用の巣材を使い始めたら、好みの巣材を欲しがるだけ補給する。
A使わなくなった旧寝室をクリーニングする。(全く使わなくなったことを確認すること)


●≪何もしないで引き続き使用しているハムスターの場合≫
この場合は、今が快適と思っている可能性があります。
ハムスターはべつな選択肢があれば我慢しませんから。
【やってあげること】
@静観してください。

リセットによる切り替え

リセットがハムスターの負担にならない程度に馴れて来た場合は、28℃を目安に、リセットしてあげても良いです。
ステップ5の例です。
【やってあげること】
@綺麗に洗った『地下型の巣箱』と交換します。
交換用の『地下型の巣箱』がない場合は、ステップ1の仮の家を【地上の生活環境】の中に作ってあげて、
その中に一時避難している間に、『地下型の巣箱』をクリーニングします。

温度

人が生活している空間・部屋に飼育セットが置いてある場合は、特別な温度管理の必要はありません。
人が不快な温度でなければ、ハムスターも不快ではありません。
たまに、室温が30℃を越えたとしても、短時間なら大丈夫です。

日中留守にして、室温が上がり、30℃以上が長時間持続するような場合は、要注意です。

特に日あたりが良い部屋で35度以上になる場合は危険です。
涼しい場所に移動するとか、エアコンをつけるなどの対策を取って下さい。

ハムスターのためだけの日中のエアコンがエコに反し、経済的にももったいないので、 快適・省エネのハムスター専用の冷房装置を作りました。

氷を工夫して使用する冷房方法があります。冷えすぎと湿気に注意してください。

【危険!!】

冷やすのにドライアイスを用いる例のサイトがありますが、飼育環境内にドライアイスの冷気が入る可能性がある使用例は厳禁です。
@炭酸ガスで窒息死する危険があります。
A低温になりすぎる危険があります。


暑さ対策のご質問があれば、皆様のご質問に併せて、追加編集をいたします。
お気軽にご質問をお寄せください。

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