『ハムスターに与えてはいけないモノについて、インターネットで調べてもいろいろな情報が出ていて混乱してしまいます。教えてください』
というご質問をいただきましたのでお答えいたします。
ここでは≪新しい飼い方≫『地下型の巣箱』方式の考え方に基づいてご案内いたします。
●まず、『与えていけないモノ』という切り口ではなく、『与えて良いモノ』をしっかりと認識することをお勧めしております。
例を挙げておきます。
【主食】では、
○ハムスター用のペレット
○ヒマワリの種
○ハムスター用のミックスフード
この三種類を、いつでも選べるようにして置いてあげれば良いです。
【副食】では、
○キャベツ
○ニンジン
○キュウリ
などです。
○リンゴ
○ミカンはなぜか白い筋を好んで食べます。
【その他】
○ミルワーム・虫
○小魚(ミックスフードに入っています)
○乾麺類
○パン(齧れるように乾燥したモノ)
などです
【オヤツ】(コミュニケーション用に極々少量です)では、
○ヨーグルト
○チーズ
○ケーキ(ノーマルなモノ)
など、
指先に載せて舐めさせる程度の少量をあげると大喜びします。
ハムスター自身の、毒を食べない【本能と習性】を生かすことが重要です。
これが、新しい飼い方の『地下型の巣箱』方式の基本で、自然界に似た生活をさせてあげることです。
自然界にはハムスターに毒になるモノが実に沢山あるはずです。
しかし、野生のハムスターは食べて良いモノを知っていて、食べてはいけないものを食べません。
ハムスターに限らず、野生の動物には皆、食べて良いモノだけを食べる【本能と習性】が備わっているからです。
奈良の鹿たちは、鹿がたべてはいけない毒のモノ(名前は忘れました)が自生しているところで放し飼いになっていますが、決してそれを食べないそうです。
『地下型の巣箱』方式の飼い方は、毒になるものは食べないというハムスターが本来持っている【本能と習性】を正しく発揮できるような飼い方をしてあげることです。
【必要なものを必要なだけ食べる本能と習性】も同じく発揮させてあげることができるのと同じです。
だからと言って、食べてはいけないものを飼育ケースの中に入れるのは危険です。
上記の主食ですが、ペレットと「ヒマワリの種」を与えれば大体のハムスターは9対1以上の割合で「ヒマワリの種」を沢山持ち帰り貯蔵します。
『地下型の巣箱』方式の場合は、好きな物を好きなだけ貯蔵させることを奨励しています。
貯蔵する量は、安心する量であって、食べる量とは全く異なります。
この様に【食糧不足を心配するストレス】の無いハムスターは「ヒマワリの種」を身体に必要な量しか食べないことがわかっているからです。
肥満が心配な場合には、肥満が心配ですをご覧ください。
≪対象のハムスターと回答者≫
● ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。 ※『地下型の巣箱』に住んでいないハムスターには該当しない場合がありますので、ご注意いただきたくお願い申し上げます。
● このQ&Aは、『地下型の巣箱』入澤二郎が責任を持って回答しております。
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