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ハムスターのお世話のし過ぎ

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ハムスターの【お世話のし過ぎ症候群】てなんですか?

  
  
  
   
         


 『地下型の巣箱』の【お世話のし過ぎ症候群】てなんですか?

人の価値観と人のペースでお世話をしてしまうことです。

 仲良くなろうと、一生懸命お世話しているのに、仲良くなれないばかりか、バリケードをつくってしまう様なハム君の場合、これはハム君の方に原因があるのではなくて、お世話の仕方に原因があ理ます。  

 大きな原因の一つにトイレ掃除による拒否反応があります。



ステップ10の前後から始めるトイレ掃除の標準的な始め方は、
オシッコの跡に少量の『砂っ固』を掛けることから始めます。
極少量であれば、ハム君は気付かないかあるいは、気にしません。
ハム君の拒否反応が無ければ、『砂っ固』の量を少しずつ増やせば、
やがて、『砂っ固』が入ってきても何も危険なことは起こらないということをハム君の方で学習します。
そして、『砂っ固』を回収するようになれば、トイレ掃除は簡単です。

 一方で、飼い主とのコミュニケーションが同時進行しますので、ステップ12を迎えるころには、トイレ掃除も順調であって、楽しいコミュニケーションも始まり、信頼関係が出来上がります。

 ところが、拒否反応があるのに、トイレ掃除を続ければ、ハム君は飼い主を警戒するようになりますから、同時進行するはずだったコミュニケーションも進行しなくなります。
 当然のことですが、信頼関係が成り立たず、いつになっても、ステップ10を通過することが出来なくなってしまいます。

 この時のお世話の仕方をお伺いすると、トイレ掃除だけでなく、他の部屋にあるウンコを回収してしまったり、汚れたものをかたずけたり、食べかすを回収したり、こまごまとお世話をしている場合があります。

 皆様はなかなか気づいていませんが、ハムスターの巣穴は真っ暗なのです。照明はありません。
その中で、一日の大半を何不自由なく生活しているということは、ハム君は、巣穴、つまり『地下型の巣箱』の中を隈なく知り尽くしているということです。
 変化は当然のことですが、気が付いているのです。
問題は、
気が付いているけど気にしないか?気にするか?だけの違いです。

 同じように掃除をしてあげているのに、警戒するのと警戒しないという真逆の反応の違いとは何でしょうか?

応えは簡単です。

信頼関係が出来た後なら気にしない。
信頼関係が出来る前なら、警戒する。
に尽きます。



かまい過ぎ症候群に陥ってしまっている飼い主さんも、この違いに気が付けば、ハム君と仲良くなることを最優先することが、すべてに優先することの重要性をご理解いただけるはずです。

≪対象のハムスターと回答者≫
 ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。
※『地下型の巣箱』に住んでいないハムスターには該当しない場合がありますので、ご注意いただきたくお願い申し上げます。

 このQ&Aは、『地下型の巣箱』入澤二郎が責任を持って回答しております。

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