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ハムスターのトイレ対策



  
  
  
   
         
はじめに。


↑トイレ室は左下の小部屋です。(11月現在、冬に備えて大量に貯蔵中です)

 
 2ヶ月程経って、ストレス無くのびのび活き活きと生活しているハムスターは、このように、『地下型の巣箱』を自分の思うとおりに使いこなします。

 このハム君は、寝室(主寝室は左上)と、貯蔵室(冬に備えて大量に貯蔵)と、トイレ室(左下)をこのように配置しました。
 そして、トイレ室だけにオシッコをして、他の部屋の清潔を保つという素晴らしい【本能と習性】を私たちに見せてくれます。
『巣穴の三大習性』の行動が実現している状態です。

   この時のトイレ対策は、
オシッコで固まった『砂っ固』を定期的に取り除いて、新しい『砂っ固』を補給してあげるだけで良いです。


 他の部屋にはオシッコをしませんので『地下型の巣箱』全体が清潔に保たれています。

 ハムスターのオシッコの【本能と習性】についてはハムスターのトイレをご参照ください。


『地下型の巣箱』のトイレ室の仕組み
 『地下型の巣箱』の機能が自然の巣穴と違うのがトイレ室です。自然界の巣穴のトイレ室はオシッコが地面に浸みこみます。
 『地下型の巣箱』の場合は、『砂っ固』が地面の役割を担います。
トイレ室の『砂っ固』にオシッコをすると『砂っ固』が固まるという仕組みです。したがって飼い主が『砂っ固』を定期的に交換してあげる必要があります。


トイレ対策のご案内です。


 ハムスターの飼い方Tのトイレ室の準備の詳しいご案内

●事前準備は簡単です。

真ん中の2部屋と奥の大部屋に『砂っ固』を入れます。



↑ 『砂っ固』をこのように山にしてあげればよいです。

   『砂っ固』の量の目安は、小部屋は約50グラム、奥の大部屋は約100グラムです。 
その他の場所には、全体に薄く撒いておきます。


 真ん中の2部屋と奥の大部屋に『砂っ固』を入れる理由の説明

 迎えたばかりのハムスターは、警戒心でいっぱいです。
自分が居る環境が安全であるかどうかをまだ学習していません。
『地下型の巣箱』をもらっても、巣穴の外の脅威を本能的に感じています。
そのために、巣穴に近い部屋よりも巣穴から遠い部屋の方が安全だと感じています。

 したがって、まず初めの行動である寝室を決めるときに、巣穴から遠い3部屋の中から一室を寝室に決めます。

 次に、食べ物を貯蔵する部屋は、大切な食べ物ですから、奥の部屋を【貯蔵室】に決めます。

 そして、トイレ室を決めます。
外を警戒しているハムスターは、トイレ室も奥の部屋に決めます。巣穴に近い2部屋は使いません。
 ハムスターは、オシッコをするときには無防備になるために、隠れてする【本能と習性】があります。人間に似ています。
よって、『地下型の巣箱』をもらったばかりの時に決めるトイレ室は、奥の3部屋のいずれかになる傾向が強いです。

 奥の3部屋にだけ『砂っ固』を準備するのは以上の理由によるものです。

 ただし、奥の大部屋は、両端を使い分ける場合がありますので、ハムスターの選択は4箇所になります。  

 ただし、この行動は、巣穴の外を警戒している間だけの行動です。
『地下型の巣箱』の生活が安定して心に余裕ができて、巣穴の外に脅威が無いことを学習し納得すると、巣穴の側の部屋も使用するようになり、全5室を自分好みに使い分けるようになります。

次の写真2枚は、同じハムスターで同じ『地下型の巣箱』です。
上は、『地下型の巣箱』をもらったばかりの数日後の『巣穴の三大習性』の行動です。下はその2か月後の『巣穴の三大習性』の行動です。


↑ 『地下型の巣箱』をもらって最初に作るトイレ室。
大部屋を貯蔵室とトイレ室(入って右奥)にしました。

 


↑ 上の写真の2ヶ月後です。
巣穴の外が安全であることを学習して納得したので、巣穴の近くの部屋を寝室とトイレ室にしました。 

 トイレ室の他ではオシッコをすることはありませんので、『地下型の巣箱』内は清潔が保たれています。

 写真のたくさんの貯蔵物は、冬に備えたもので、秋にこのような行動が顕著にみられます。
 『地下型の巣箱』でおよそ2ヶ月半を健康に生活しているハムスターの正常な行動です。


↑ 地上のトイレの『砂っ固』も利用。 

 今回は、地上のトイレで砂浴びをしていたので、その『砂っ固』を上にかけました。


↑ 『地下型の巣箱』の準備が出来ました。 

『地下型の巣箱』の床全体に『砂っ固』を薄く撒いておきます。


↑ ステップ5 『地下型の巣箱』を与えます。 

 この間に、問題が起きました。

 管理者が2日間留守をしました。その間に息子・娘が家に来て、ハムスターを強制的に引っ越させてしまいました。31日17時頃です。実例 ハムスターの飼い方Tに詳細記載。




↑ 巣穴から外の様子を窺っています。9月1日午前1時 

 子供たちに可愛がられてしまう(ハムスターにとっては恐怖)と言う災難に遭ったので、教科書通りには進まなくなりましたが、かえってこのようなことは、皆様にも起きやすいことなので、対処例として参考にしていただけるとも考え、このまま、公開を続けることといたしました。

 災難にもかかわらず、その夜中に、飼い主が近くにいたのに巣穴まで出てきました。
 普通は、寝静まるまで出てきません。
 飼い主は害がないということを、既に学習している可能性があります。


↑ 寝床が出来て、貯蔵が始まり、トイレ室が決まりそうです。『地下型の巣箱』1日後。9月1日22時。 

 ステップ6です。寝室を決めて寝床を作りました。

 既に、貯蔵も始めていますので、ステップ7通過はあと一晩です。
 トイレ室は、候補室を使用しないで大部屋の右側にオシッコ跡が観察されました。

 『地下型の巣箱』の中の観察の仕方

撮影のために、『遮光布』を全開にして『透明な観察板』越しに観察していますが、これはやらないでください。

 『地下型の巣箱』の観察は、初めは『遮光布』の隅をちょっとだけ短時間(数秒)めくって観察してください。

何度かやるうちに、光が入っても、覗かれても、天井『透明な観察板』が有るからだいじょうぶだ。と言うことを学習しますから、その後めくる範囲と観察する時間を徐々に増やしてください。

 ハムスターは、学習能力がとても高いので、その後は、全開にしても平気て爆睡しているようになります。


↑ ステップ8前の【地上の生活環境】。9月2日13時。 

 ミックスフードからヒマワリの種を選んで貯蔵するようになったので、ヒマワリの種を別な場所に用意しています。
昼真に出て来て、ヒマワリの種を頬袋に詰め込んでいます。


↑ トイレ室が決まりそうです。9月2日23時。 

 どうやら、トイレ室は大部屋の右奥になりそうです。
ただし、真ん中右側のトイレ候補室に、オシッコ跡が観察されたので、もう少し様子を見ることにします。


↑ 貯蔵行動 9月4日 1時

貯蔵行動がはっきりと確認できましたので、ステップ7を通過とします。


↑ ハムスターのトイレ中 9月4日01時。 

 『遮光布』をぱっと明けたので、トイレ中の珍しいシーンが撮れました。
失礼しました、ごめんなさい。

どうやらトイレ室は大部屋右奥に確定として良さそうです。


↑ ステップ8を達成しました。9月4日17時。 


 ここでとても大切なことを解説させていただきます。

 この写真を良くご覧いただきますと、ハムスターが≪巣穴の三大習性≫の行動を明確に実行していることを、ご理解いただけると思います。

 まず、
@寝室に自分で温かい寝床を作って安眠・熟睡している姿をご覧いただけます。
 そして、
A食べ物を大量に貯蔵しているのがご覧いただけます。写真ではその量が見えにくいのですが、巣材で隠れています。その後さらに増えます。
 さらに、
Bトイレ室を決めて、そこだけにオシッコをして、巣穴の他の部屋の清潔を保っていることがご確認いただけます。

 この様に≪巣穴の三大習性≫の行動が実行できたハムスターは、自分の家を持ったことを自覚して、逞しく健康に育ちます。
 そして、飼育環境によるストレスが無くなったハムスターは、元々持っていたとても強い好奇心が湧き出て来て、その好奇心を飼い主に向けてきます。

 ●この様なハムスターは勿論のこと、飼い主を噛むようなことはありません。(おどろかせれば、ビックリして噛む場合もありますが、、、、。)
 ●とても落ち着いてきますので、楽しくコミュニケーションが取れるようになります。
 そして、
 ●自分の家を持ったことを自覚しているハムスターは、飼育ケージの外に外出しても、明け方前には、自分の家に戻って来ています。

この状態が、ハムスター側から見た、ステップ8の完成モデルです。

 あらかじめトイレ候補室として設定しておいた部屋をトイレ室にした場合には、もっと美しい仕上がりになりますが、それは飼い主の価値観によるものです。ハムスターの価値観とは違います。
 飼い主も、ハムスターもこれから快適に過ごすための、トイレ室の管理方法は、この後にご案内いたします。




  どうすればこのようにできるのか?

 『どなたにも簡単にできます』
 というよりも、
『どのハムスターも例外なく、簡単にやってしまいます』と表現すべきでしょう。
 既にご理解いただけていることと思いますが、『地下型の巣箱』の中の行動は全てハムスター自身がやっていることです。




●お手伝いは不要です。

 飼い主がやってあげていることは、
@ステップ4までの『地下型の巣箱』の準備をしっかりやってあげることです。
A『仮の家』の段階から、中に『砂っ固』を入れるなどで、『砂っ固』に慣れさせてあげることです。
Bそして最も重要なことは、ハムスターを安心させてあげることです。このことはトイレとは関係ないように感じられますが、ハムスターがオシッコの本能と習性による行動を上手に実現できるのは、飼い主のことなど気にしなくて済む、安全な、安心出来る自分だけの環境があるからです。

 『地下型の巣箱』の中は勿論のこと、【地上の生活環境】においても、ハムスターにはこの間一切かかわらないことがとても重要なことです(失敗する方はここが守れません)

※本例では、観察に伴う撮影のために関わりを持っておりますが、皆様には、この様な関わりはありません。




 残念ながら、ここまでで失敗してしまう方が、『地下型の巣箱』は非衛生的だ!!と言います。
 しかし、その失敗の原因は、ハムスターの本能と習性によるオシッコの行動を、飼い主が妨げてしまっていることによります。
 妨げたことによるハムスターの反応、抗議の信号は、マーキングとバリケードです。
この二つの信号は、飼い主の介入が原因の場合が多いです。

 ≪『地下型の巣箱』に入ったら1週間放っておく≫と言っているのは、お世話のし過ぎの方に向けたアドバイスです。

※ゴールデンハムスターの場合は、オシッコの量が多いです。
『地下型の巣箱』でゴールデンを飼育する場合は、二重底のトイレを設けることも含め、ドワーフ系で成功経験を積んでからにして頂くことをお勧めいたします。







  ここから、『地下型の巣箱』の中への、トイレ対策の実践です。


 写真はありませんが、9月4日の写真の、トイレ場所、大部屋右奥に『砂っ固』を投入いたしました。

 ハムスターに『地下型の巣箱』を与えてから、初めて『透明な観察板』を開けて、トイレの場所に『砂っ固』を投入いたしました。
 もちろん、ハムスターが巣穴から出て来た時に、ケース側の巣穴を塞いで、行っています。

 この作業は初めのころは、ハムスターにストレスを与えますので、
●手際よく短時間で行う。
●投入する『砂っ固』の量は、『侵入』を悟られない範囲の少量から始める。
が注意点です。


↑ 『砂っ固』投入後の反応。 9月5日22時。 

 @ハムスターが決めたトイレの場所に『砂っ固』を投入した。
 Aハムスターの拒否反応は無い。
 B投入した『砂っ固』の上にオシッコをしている。

 これにより、トイレの『砂っ固』をハムスターが受け入れたことが分かります。

 この様に、ハムスターが飼い主の存在を過剰に警戒していなければ、『砂っ固』の量が多くても大丈夫です。


↑ コミュニケーション 9月7日15時

  『地下型の巣箱』を観察しようとしたところ、『透明な観察板』の巣穴から顔を出しました。

 トイレには巣材が山積みになっています。オシッコをするときにはこの中に潜ります。


↑ 出てきました。

 コミュニケーションを取っているうちに、出てきました。


↑ 生後5週目、ハムスターは健康です。9月7日21時。 

この様な状態によって、ステップ10の見極めが出来ます。



↑ トイレの状態 9月8日9時 

中央下の部屋にオシッコの跡が見られた。


↑ トイレの上の巣材を撤去 9月8日9時 

中央下の部屋に『砂っ固』を投入しました。


↑ トイレ室の状態 9月8日23時 

14時間後、中央下の部屋に投入した『砂っ固』の上にオシッコをしている痕がありました。
トイレ室の移転の可能性があります。


   1回目の掃除、トイレの『砂っ固』の回収をします。



 『地下型の巣箱』を与えてから、10日目になりました。
『砂っ固』を投入する以外は、『地下型の巣箱』の中には全く介入しませんでしたので、いよいよ、トイレ掃除を始めます。


↑ ≪巣穴の三大習性≫の行動が完璧にできています。 9月9日 16時 

写真では確認しずらいですが、大部屋右隅がトイレ室です。


↑ 貯蔵の状態  9月9日 16時 

 ヒマワリの種を中心に、大量に貯蔵しています。
一部がトイレの方に崩れはじめています。



↑  回収した『砂っ固』です。 9月9日 

オシッコで濡れた『砂っ固』を全て回収して、新しい『砂っ固』を投入しました。


   2回目の掃除です、トイレの『砂っ固』を回収します。


↑ 一回目の掃除の2日後の『地下型の巣箱』です。 9月11日 17時 

 快適な『地下型の巣箱』の環境です。
 投入した拒否反応もなく、『砂っ固』の上にオシッコをして、他の部屋が清潔に保たれています。
飼い主とハムスターとはとても良いコミュニケーションが取れています。


↑ 2回目の掃除です。  9月11日 17時 

 オシッコで固まった『砂っ固』をすべて取り除きました。『地下型の巣箱』の床が変色していますが、新しい『砂っ固』投入で、綺麗になります。

汚れた巣材、ヒマワリの種のからも一緒に取り除きました。


↑ 貯蔵状態  9月11日 17時 

 大部屋のトイレ室の反対側を貯蔵室にしています。


↑ 『砂っ固』を入れます。  9月11日 17時 

新しい『砂っ固』を、この様に入れました。中央下の部屋にも少し『砂っ固』を足しました。


   3回目の掃除です、トイレの『砂っ固』を回収します。


↑ とても良い状態の『地下型の巣箱』です。 9月17日 11時 

中にハムスターが居るので、巣穴から出たら、掃除をします。


↑ 9月11日の掃除から6日が過ぎたトイレ室の状態です。 9月17日 11時

前に投入した『砂っ固』の能力が限界になり、交換時期です。


↑ 回収した『砂っ固』の固まりです。 9月17日 11時 

6日分のオシッコを吸収した『砂っ固』です。ヒマワリの種の殻なども一緒に回収します。


↑ 固まった『砂っ固』を回収しました。 9月17日 11時 

 『砂っ固』が処理しきれなかったオシッコが床にシミを作っています。
この程度であれば、問題ありません。


↑ 固まった『砂っ固』を取り除いた、トイレ部分のアップです。 9月17日 11時 

 『地下型の巣箱』の木部は、オシッコをこの様にしみこませる能力を少し発揮することができます。
新しい『砂っ固』を入れることで、乾燥・回復が早くなります。


↑ 新しい『砂っ固』投入のアップ  9月17日 11時 

『砂っ固』約60グラムを入れました。


↑ 3回目の掃除終了です。  9月17日 11時 

『地下型の巣箱』の中が清潔で快適な環境を維持していることが分かります。


 『地下型の巣箱』の中が清潔に維持されています。

 以上のように、『地下型の巣箱』を自分の家にしたハムスターは、ハムスターの≪巣穴の三大習性≫の行動を実現することができます。

 ペットのハムスターとして、狭い環境で生活しているハムスターですが、『地下型の巣箱』の中では自然界の巣穴に似た、のびのびと生活することができます。


↑ 順調です。 9月25日 22時 

オシッコをトイレ室の『砂っ固』の上にだけしています。
※寝床が複数になっています。これは、これまで使用していた冷房を切ったこと、気温が下がってきたことなど、温度環境の変化によるものです。
全室に寝床を作る場合もあります。


↑ 『砂っ固』にオシッコ  9月25日 22時 

 ハムスターはこのような本能と習性によって、自分の家の清潔を守ります。


↑ トイレ、順調です。 10月1日 13時

ハムスターも健康で、飼い主と楽しくコミュニケーションを取っています。


↑ 上の写真のアップです。10月1日 13時 

ハムスターの本能と習性がよく解ります。



『地下型の巣箱』のトイレ対策は、


 ハムスター自身にもともと備わっているオシッコの本能と習性を発揮できるように、
 環境を整えてあげるだけで良いのだということを、ご理解いただければ、
 この項の役割を果たせます。

 『地下型の巣箱』はそうなるように設計してあります。


【飼育の重要ポイント】

 掃除をするためには、ハムスターに巣穴から出て来てもらう必要があります。

 中々出て来てくれないという方は、出て来ないから掃除が出来ないと、益々、焦ってしまいます。

 焦った結果、やって「あげる」行動によって、信頼関係を築くのがますます、遅れるという悪循環に陥ってしまいます。

『地下型の巣箱』はオシッコで多少汚れても、すぐに回復します。しかし、傷ついた信頼関係はなかなか回復しません。

 【とっても重要】
 トイレの掃除はとても大切ですが、信頼関係をいち早く築くことの方が何十倍も重要です。
 ハムスターが喜び、安心するのは、【信頼できる飼い主の所に来れたことを知った時】です。

 呼べば出てくる。昼間でも出てくるというハムスターはこの様なハムスター達です。

 ハムスターの気持ちなども参考にしながら、ニコニコ顔でハムスターに接している飼い主さんが一人でも多くなることを切に願います。  






    番外編です

 ここで、≪失敗する方が良くやる例≫の実験をしてみます。
 ≪良くやる例≫それは、『地下型の巣箱』の中をきれいに掃除してしまうことです。
  ハムスターのために環境をきれいにしてあげたいという気持ちは尊重します。
しかし、ハムスターの価値観を忘れて、自分の価値観でやってしまうのだと推測します。
 トイレ室の『砂っ固』にオシッコをしていたハムスターが、過剰に掃除されたらどのように反応するかを確かめる実験です。
 実験されるハムスターには迷惑で気の毒ですが、
 良くコミュニケーションが取れているので、長年の経験から、信頼されていることが分かるので。協力してもらいます。

掃除前の『地下型の巣箱』全景です。


↑ とても順調ですが、、、、10月1日 14時
 ウンコと『砂っ固』の通路、食べかすだらけの貯蔵物。オシッコで汚れた巣材と固まった『砂っ固』、
 これは、見方によっては、綺麗に掃除してあげたくなる『地下型の巣箱』内の環境です。 

 やむなくお掃除をしてしまう方の『地下型の巣箱』はおそらくもっと雑然としているかと思いますが、、、


↑ きれいにお掃除をしてあげました。 10月1日 14時 


↑ 『砂っ固』をトイレの位置に入れました。  10月1日 14時 


↑ 『砂っ固』はいつもの位置にいつもの量を入れました。10月1日 14時

これで、きれいなお掃除が出来て、飼い主さんは安心です。





その結果


↑ その夜までのハムスターの反応 10月1日 23時

 前述のように、大きな拒否反応は起こしませんでしたが、今までずっと出来ていた、『砂っ固』の上にオシッコをすることをしなくなりました。


↑ 上の写真のアップです。 10月1日 23時

 『砂っ固』の山を崩して、『砂っ固』のないところにオシッコをしています。



ここで学べることは、『地下型の巣箱』の中に介入することによって、ハムスターは、本能で動くことが出来なくなってしまうということです。


 しかも、この介入の程度によっても、ハムスターとの信頼関係の程度によっても、拒否反応の程度はまちまちです。

 信頼関係が出来ていれば、多少の問題なら数日で快復できますが、信頼関係が希薄な場合には、僅かな介入にも過剰に拒否反応を起こされる場合があります、バリケードが顕著な抗議行動です。そして益々関係を悪化させてしまいます。

 ハムスターは、すべてのハムスターが≪巣穴の三大習性≫の本能と習性を必ず持っています。

 この本能と習性を引き出してあげてください。

●10月2日夜現在、ハムスターはまだご機嫌斜めです。

 関係改善のための対応策は、しばらく距離を置いて、こちらからのコミュニケーションは取らずに、ハムスターからのコミュニケーションに控えめに答えてあげることです。


≪対象のハムスターと回答者≫
◎ ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。
◎ 文書責任者は、『地下型の巣箱』入澤二郎です。


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