ハムスターが喜ぶ『ハムスターの家』

   
ここでは、より良い【ハムスターの家】を求めた研究結果を皆様に報告いたします。

この研究は、ハムスターにとって、すばらしい成果を産みました。




≪ ハムスターが喜ぶ【ハムスターの家】の三つの条件 ≫


条件1 ≪ 入り口は狭いほど喜ぶ ≫

[実験検証]
●入り口の寸法の違った巣箱を幾つも作って、どの巣箱も自由に選べるようにしておくと、 ハムスターは自分の身体の寸法にあった入り口の巣箱を必ず選びます。

●ドワーフ系の場合、ハムスターが選ぶ入り口の径は、約25ミリ以上、約32ミリ以下の範囲です。
●入り口の広い巣箱は全てのハムスターが嫌うことが実験結果で判明しました。

[実験考察]
[その理由]として、以下のように考察します。
●自分の身体に合った狭さの入り口であれば、自分より大きな敵が中に入ってこれないことを本能で知っている。
⇒敵に侵入される心配が無い。
⇒中は安全であることを認識する。

※この様な例は、野鳥用の巣箱では良く知られていることです。
例えばシジュウカラの巣箱の入り口は28ミリφが良いとされています。大きく作ってしまうと、 嫌って、営巣しないそうです。
身体の大きな強い鳥から雛を守れないことを知っているのでしょう。

[結論]
●ハムスターが喜ぶ【ハムスターの家】の入り口の径は、約25ミリ以上、約32ミリ以下の範囲で、 自分が通り抜けられる狭さであること。


条件2 ≪ 入り口と部屋の間に細い通路があると喜ぶ ≫

[実験検証]
●通路のある巣箱と通路の無い巣箱を与えると、通路のある巣箱を必ず選びます。

[実験考察]
●これは、自分を外から安全に隔離する安心感、自然の巣穴の構造に似ているという心理効果があるのだと推測できます。
●この実験結果から、母ハムスターが育児室に選ぶ部屋は、入り口から一番遠い(一番奥)の部屋であることが分りました。
入り口近くは危険の可能性があることを本能が知っているのだと思われます。
●人間も、玄関から遠い部屋を寝室にします。安心できる部屋作りは人もハムスターも同じようです。

[結論]
●ハムスターが喜ぶ【ハムスターの家】は、入り口から部屋までに細い通路があること。
●通路の推奨寸法は、幅35ミリ、高さ55ミリです。
●通路を広くすると、そこを通路で無く部屋と認識してしまう場合があります。


条件3 ≪ 複数の部屋があると、歓喜する ≫

このことは、ハムスターが実際の行動で、とても明瞭に証明してくれます。

[実験検証]
 異なった部屋数の巣箱を自由に選択できるようにした実験では、
●2部屋より3部屋の巣箱、
●3部屋より4部屋の巣箱を選びます。
●3部屋より4部屋の巣箱を選びます。
●4部屋と5部屋の場合は、4部屋の方を選ぶ場合もありますが、5部屋を選ぶ割合が高いです。
●5部屋と6部屋の場合は好みにばらつきが出ます。
●つまり、5部屋ならどのハムスターもほぼ満足します。

[実験考察]
●ハムスターは人間よりよほど贅沢です。5部屋も要求するんですから。

●母ハムスターは育児用に大きな部屋を選びます。

[結論]
●ハムスターが喜ぶ【ハムスターの家】は、複数の部屋、出来れば5部屋を持っていること。

≪参考比較表≫
下表は、それぞれの【ハムスターの家】の比較表です。
@自然界の【ハムスターの家】と
A従来から一般的に【ハムスターの家】と言われているモノと
B比較実験のときに多用した仮の家、現在の『ストレス診断用巣箱』
C実験研究の結果完成した『地下型の巣箱』を比較いたしました。
  

比較表

家 \ 条件 狭い入り口 通路 部屋数 敵から見えない 安眠・熟睡できる
@自然界の家 複数
A従来からの【ハムスターの家】 × × × ×
B『ストレス診断用巣箱』
C『地下型の巣箱』 5部屋


≪ まとめ ≫

ハムスターが本当に喜ぶ【ハムスターの家】は、

1.巣箱の入り口が狭いこと。ドワーフ系の場合は25ミリ以上32ミリ以下であること。
2.入り口と部屋の間に狭い通路があること。
3.複数の部屋があること。喜ぶ部屋数は5部屋であること。

の三つの条件を満たしていることです。


≪ 実証・証明 ≫

 三つの条件を満たした『地下型の巣箱』をハムスターに与えると、まさに、歓喜して巣穴に入ります。
 初めて『地下型の巣箱』をもらったかんたの歓喜の感動シーン を提供いただいたのでご紹介いたします。

 そして、健康に活き活きと生活して、ストレスが無くなったハムスターは、飼い主と積極的にコミュニケーションをとるようになります。



本当の【ハムスターの家】について研究して分ったことは、

この実験から、ハムスターの巣箱の三大習性が分りました。

≪ハムスターの巣箱の三大習性≫

1.寝室に自分で寝床を作って安眠・熟睡する。

2.貯蔵室に食べ物を大量に貯蔵して安心する。

3.トイレ室を決めて、そこだけにオシッコをして、巣穴全体の清潔を保つ。


ハムスターは、とても小さいけれど、それはそれは、とても賢い動物なのです。




≪研究のきっかけ≫

 自然界では、ハムスターは、【寝室】や【貯蔵室】や【トイレ室】や【育児室】など複数の部屋のある地下の巣穴の家 で生活していることは、皆さんが既にご存知の通りです。

 一方、
 従来から用いられている【ハムスターの家】は、自然界の【ハムスターの家】とはかけ離れた形をしています。

これはいったい、どういうことなのでしょうか?

 私がこの【ハムスターの家】に疑問を持ったのは、娘が初めて飼って可愛がっていたハムスターが、 死んでしまったときです。


≪モグラがヒント≫

 このとき、幼い頃のモグラの失敗を思い出しました。
モグラはケージに入れていくら大切に飼育しようとしても、すぐに死んでしまいます。
「モグラは太陽の光に当たると死んでしまうものだ」と大人から教えられ、 モグラは飼育できない動物と思っていました。

 しかし、後になって、モグラには趨触(すうしょく)性という性質があって、 これによるストレスで死んでしまっていたことを知りました。
趨触性を満たす環境にしてあげれば、モグラを飼育することができるのです。

 趨触性とは、自分の身体全体が周囲に触れていれば安心するという性質です。
体全体が周囲に触れている⇒自分は穴の中に隠れている⇒安全であると認識する。という性質です。
 つまり、モグラは身体の周りが全てモノに触れていると感じていれば、 「ここは穴の中だ!!」と判断して、安心し、ストレスを感じなくて済むのです。
モグラは光が原因ではなく、全周囲に身体が触れていなかったストレスによって死んでしまったのでした。
それを証明するために、金網で作った透け透けの細いパイプを空中にくねらせて、 その中で元気に育てているモグラの研究報告から、このことを知りました。
もしかすると、ハムスターも地中で生活しているので、趨触性があるのではないかと予想しました。


≪ハムスターのストレスに着目≫

 モグラの経験と趨触性の知識があったので、ハムスターが病気になりやすいのも、すぐに死んでしまうのも、 飼育環境によるストレスに原因があるのではないかと予測することができました。
予測は当たりました。
 ハムスターの本能・習性による行動を観察し研究した結果、ハムスターに適した飼育環境について、 上記報告の他にも、実にたくさんのことが分りました。


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メニュー≪基本的な項目≫

■   前書
■1.『地下型の巣箱』方式のハムスターの新しい飼育方法T
■2.『地下型の巣箱』方式のハムスターの新しい飼育方法U
■3.巣穴の効果
■4.ハムスターのストレス
■5.ハムスターのストレス診断
■6.ハムスターが求める飼育環境
■7.ハムスターのオシッコ
■8.間違っていた【ハムスターの家】
■9.『地下型の巣箱』の機能
■10.管理者のひとり言
■11.初めてハムスターを飼う方に
■12.噛むハムスターについて
■13.飼育セット
■   あとがき

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以下は、従来の【ハムスターの家】についての問題点の検証です。
関心をお持ちの方だけお読み頂きたく、お願い申しあげます。


従来の【ハムスターの家】について考える。

●従来から【ハムスターの家】と言われているモノは、
ハムスターにとっては、単なる身を隠す役割しか果たしていない ということが分りました。

●しかも、入り口の寸法が大きく、身を隠すことすら難しいのです。

●さらに、分ったことは、ハムスターはこの中で安眠・熟睡していないということです。

【ハムスターの家】の中で良く寝ているように見えるのは、警戒しながらも、 ストレス下で疲れ果てて、ウトウトと寝ているのであって、 安全で温かい寝床で安眠・熟睡しているのとは全く違います。

 人間だって、自分の家の温かい寝床で寝ることができない日が何日も続いたら、体調を壊してしまいます。
 まして、毎日毎日それも一生、警戒しながら、心配しながら、寝なければならないハムスターが、 健康を損なってしまうのは、 容易に想像がつきます。

 人間と同じように、ハムスターも、健康を保つためには安眠・熟睡が絶対に必要なことはわかっています。


[実験検証]
 ハムスターが安眠・熟睡できる寝床を渇望していることは、従来の【ハムスターの家】と 『ストレス診断用巣箱』の二つを与えると、 全てのハムスターが『ストレス診断用巣箱』の方を選ぶ事から証明できます。


≪今まで、30年もの間、なぜ、【ハムスターの家】の改良が行われなかったのでしょうか?≫

 ハムスターが家と思わない形状のモノ、明らかに自然界の家とはかけ離れた形のモノが【ハムスターの家】 になってしまった経緯は何だったのでしょうか?
しかも、使われ始めて30年もの間、なぜ改良されなかったのでしょうか?
 これによって、多くの飼い主達が、「ハムスターは病気になりやすいか弱い動物だ!!」 と誤解するようになってしまいました。
 まさか、買ってあげた【ハムスターの家】が可愛いハムスターにストレスを与える原因になっていたとは、、、、

 従来の【ハムスターの家】を使って飼育するのがハムスターの正しい飼い方となってしまったのには、 理由があるはずです。

 いつ?誰が?『【ハムスターの家】はこういう形だ!!』 と 決めてしまったのでしょうか?
いったい、いつどこで間違ってしまったのでしょうか?

 このような、形や、飼育方法が延々と30年以上も伝承されてきたわけですが、 そろそろ、ハムスターたちの 『この家はちがうヨ!!』 という叫びを聞いてあげなければ可愛そうです。 このことを問題提起したところ、

以下のような【実験動物説】情報を頂きました。

お断り: ここでは実験動物とペットでは飼育の目的と方法が『異なる』 ということに着目しているのであって、実験動物の意義を論じる場ではありません。

【 実験動物説の真相 】

 頂いた【実験動物説】は、『今一般に行われているハムスターの飼い方の原型は、 ハムスターの実験動物時代の飼い方を参考にしたものらしい』というものです。 もしやと思っていた私としては、思い当たる情報でした。 【実験動物説】から得た推論は以下の通りです、

(1)
1960年代の後半になるのでしょうか、ハムスターは、もともと実験動物として輸入された。

(2)
そのかわいらしさから、ペットとして家庭で飼われるようになった。

(3)
そのとき、【ハムスターの家】として唯一参考になったのが、実験動物として使っていたリス・鳥用の巣箱であり、 これが【ハムスターの家】の原型になってしまった。


という推論です。
 1960年代当時、専門家以外には『ねずみの仲間』程度にしか知られていなかった 未知の動物であったハムスターの飼い方が、唯一飼育されていた実験動物の飼い方に習ったことは、 仕方のない成り行きだったことでしょう。

 また、後日、ハムスターの専門医として著名な獣医さんから、
『経緯はわかりませんが、ハムスタ−が飼われ始めたころはハムスタ−用のケ−ジはなく、 リスや鳥のものを代用して飼育していました。』
との情報をお寄せいただきました。

 以上のことから、【リス・鳥用の巣】の形が【ハムスターの家】になってしまった経緯か推測できました。

 しかし、それから30年以上が経って、ハムスターの生態が明らかになって、 ハムスターがどんな【家=巣】で生活をしている動物かを今や誰もが よく知っているというのに、どうして、
 ハムスターの家の形と飼育方法だけが30年前のまま改善されないのでしょうか?大いに疑問です。


その理由を推測すると、

(1)
 『昔の飼い方』の道具と方法が、間違えたまま『聞き伝え』によって伝わり、それが飼育書やホームページで、 急速に広まり定着してしまった。

(2)
 メーカーの飼育用品もこの『昔の飼い方』に沿って、【ハムスターの家】を開発し販売した。

(3)
 新たにハムスターを飼う人たちも、 これら(1)(2)に倣って飼育している。

(4)
 動物学者・獣医などの専門家による『正しい飼い方』の研究がなかった、

≪そして、もう一つの改善されない大きな理由≫

(5)
 それは、ハムスターにハムスター本来の巣穴型の家を与えてしまうと、 人が起きているときには巣穴に隠れているので、 ペットとして観て楽しむことができない。

 だから、飼う人にとっては、隠れてしまう巣穴型の家は無いほうが都合が良い。と言う理由です。
こういう理由も、飼い方の改善が疎かになった理由の一つだと推測します。

 確かに、人が寝ているときにしか活動しないペットなんて、楽しくありません。

しかし、だからと言って、人の都合で、まともな生活ができない、命に関わる飼われ方をされるのは、 ハムスターにとって迷惑です。


 という五つの主な理由で、『昔の飼い方』の道具と方法が、今日まで改善の機会を逸したまま 『伝承』されつづけて広まり、定着したのだ、と思われます。

≪様々な改善の試み≫

 しかしこれまで、ハムスターの習性を配慮した改良巣箱を企画したメーカーもありますし、 ハムスターの習性に合わせた飼育方法を実際に試みた方、 試みている方が沢山いらっしゃるはずですが、 『昔の飼い方』の改善につながるような結果を出すには至らなかったようです。

 以上のことから。 リス・小鳥の巣でも飼えるじゃないか、、が、、【ハムスターの家】になってしまったという、 【ハムスターの家】の形状の疑問が解けます。





 約30年前はハムスターの生態が分からなかったのだから仕方が無いとしても、 今は、ハムスターには複数の部屋が必要なことは誰もが知っています。

本来、
@【寝室】で熟睡する。
A【貯蔵室】に食料を貯蔵して安心する。
B【トイレ室】で巣の中を清潔に保つ。

という少なくとも三つの部屋を上手に使い分けて生活する習性を持ったハムスターにとって、 習性どおりの行動ができない。つまり、ハムスターらしい生活ができないまま、 【リス・小鳥の巣】で一生を過ごさなければならないハムスターのストレスはとても大きいハズです。
ストレスで体調を壊すのは人だけではありません。 ストレスは小さなハムスターを病気にし、時には死に至らすこともあります。





 私が『地下型の巣箱』を開発したのは、ペットのハムスターに病気が多いことを知ったのがきっかけでした。
 『地下型の巣箱』で生活する私のハムスター達は活き活きと健康になりました。

そして、思いもかけなかったことが起きました、
それは、

『地下型の巣箱』で生活するハムスターが人にとても良く馴れるようになったことです。

 ストレスが無くなって、心に余裕ができたハムスターは、賢さと本来持っている好奇心から、 飼い主にコミュニケーションを求めることがわかりました。

 そして『地下型の巣箱』をきっかけに、 楽しくコミュニケーションが取れるハムスターとのすばらしい世界が始まりました。






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