噛むハムスターの治し方、噛まないハムスターの育て方です。

呼べば出てくるハムスターになります。
動画はココ
クリックして、上か下の片隅に出るアイコンをクリックしてください。
この動画の解説は飼い方にあります。

噛むハムスターの治し方、研究報告

 このページは、ハムスターの飼い方の中のハムスターの噛む行動の研究報告です。

 ●今、噛まれて困っている方は下の表からタイプ別の 治し方に直接進んでいただいても良いです。

 噛み方には三つのタイプがあります。
 このページの目次は、もう少し下にあります。

                
【三つのタイプと解説】       【治し方】       
 タイプⅠ  血がでるほど強く噛む
 タイプⅡ  強く噛むがすぐに離す
 タイプⅢ  強さを加減しながら噛む

【はじめに】

● 噛まれた皆さんの気持ち

 仲良くしようとしているときに、噛まれると、がっかりしたり、寂しかったり、 時には怒りを覚えるかもしれません。

● 噛むハムスターの気持ち

 しかし、皆さんのハムスターは、皆さん以上に困っていて、 それを訴えるために噛んでいる場合があることを知ってあげましょう。
時には、命の危険を訴えている場合さえあります。

● このページで解決します

 噛むハムスターの行動と原因を、ハムスターの【本能と習性】に視点を置いた解説のページです。
問題解決と併せて、ハムスターへの理解を深めていただけます。

● 一緒に解決しましょう

 毎日たくさんの方にこのページを訪れていただいております。
噛まれて困ったり悩んだりしている方がたくさんいらっしゃることが分かります。
ハムスターの噛むタイプを、
飼い主の皆様ご自身で判定して、
タイプに合わせた対処をしてあげれば、
ハムスターは、皆さんのことを噛まなくて済むようになります。
そして、楽しくコミュニケーションが取れて仲良くなれます。

噛むタイプはⅠ・Ⅱ・Ⅲの三つです。

皆さんのハムスターはこの三つのどれかに該当します。

正しく判断してあげましょう。

血が出るほど強く噛むタイプⅠと、
そうでないタイプⅡ・Ⅲとは、噛む原因が全く違います。
だから、治し方も対処の仕方も全く違います。

タイプⅠ

タイプⅠの血が出るほどに噛むのは、
ハムスターが高度のストレス状態に陥っている時の典型的な行動です。
皆さんを感情的に噛んでいるのでは無く、自制が聞かなくなっている状態なのです。
したがって、ハムスターの心身の健康を心配してあげる必要があります。
高度のストレスは突然死の原因になっている場合があります。

●ストレスの原因は飼育環境にあります。

飼育環境については
ハード(家の形屋飼育ケースなど)の環境と、
ソフト(食べ物の与え方や接し方など)の環境都に、
明確に二つに分けて考えてあげます。

タイプⅡとタイプⅢ

一方、タイプⅡ・Ⅲはハムスターとのコミュニケーションの進行中に起こります。
皆さんが接する行動に、驚いたり嫌がったりして噛む行動です。
ですから、
接し方とコミュニケーションの進め方を改善してあげることで、すぐに噛まなくなり、解決します。

地下型の巣箱方式の飼い方で飼育中の皆様へ

飼い方のステップの通りに進めていれば、 タイプⅠの噛み方は起こりません。
もし、血が出るほど噛まれるとしてもその原因は、タイプⅡとの複合が原因の場合があります。
タイプⅡの治し方ですぐに解決します。
判断がしにくく、困った時は管理者にメールでご相談ください。解決のお手伝いをします。

≪目次≫

● このページの効果
   ↓
● ハムスターが皆さんを噛む理由が解ります。
   ↓
● 理由が解れば、対処ができます。
   ↓
● 対処してあげれば、きっと噛まなくなるはずです。
正しく対処してあげれば、必ず噛まなくなります。

   ↓
● 噛まなくなれば、仲良くなれる基礎ができます。
   ↓
● そして仲良くなれます。
   ↓
● ハムスターが喜びます。
皆さんのことを噛まなくても済むようになったハムスターが、一番喜びます。
そして、健康になります。

地下型の巣箱式の飼い方の通りに進めていて、 噛むのが治らなかったら、管理者にメールでご相談ください。解決のお手伝いをします。

§Ⅰ ハムスターが噛むことの考察

はじめに、ハムスターについて、とても重要なことを理解しておきましょう。

ハムスターはもともと人を噛む(襲う)ような動物ではないということを、、。

ハムスターのストレス

↑ 僕たちは、もともと、人を噛む動物ではありません。

自然界において。
 ハムスターは危険を感じたら、その危険を避ける(逃げて隠れることで生き延びる)動物です。
戦って敵を撃退するような、相手に襲いかかって噛みつくような、牙のある動物特有の噛みつくという習性はハムスターにはありません。

戦えない動物。
 哺乳動物の中で、食物連鎖の最下位に居るハムスターは、敵と戦う為の武器を何も持っていません。
武器を持たないハムスターは、敵と戦うことはしません。
一番小さくて武器を持たないのですからもし戦えば、必ず負けます。そして、食べられてしまうことを知っていますから、 ハムスターは戦いをしません。
戦えません。

【本能と習性】の高度の警戒態勢。
 敵からは食べ物・ご馳走に見えるハムスターは、敵に見つからないように警戒を怠らず、 危険をいち早く察して身を隠すことを唯一の手段として生き延びています。 この生き延びるための警戒がいかに優れた【本能と習性】によるものであることはハムスターのストレスで詳しくご案内しています。

戦わない縄張り争い。
 また、ハムスター同士の場合には、臭いで縄張りを主張し合ますので相手の縄張りに侵入して戦いを挑むということは無いはずです。
たまたま鉢合せをしても弱い方が逃げますので縄張り争いで戦いになるようなことはありません。
 また、縄張り争いや、雌を得るために激しい戦いをする他の動物たちの様な、激しい傷付け合いは、自然界のハムスターの場合は無いはずです。
 敵に見つからないこと、食べられないことを真っ先に考えなければならないハムスターが、争いに熱中していたら、2匹とも敵に食べられてしまいますから。
以上のことは、ペットのハムスター二匹を同じ空間に置いて、互いの行動を観察することで証明できます。
ただしケージに2匹をそのままにしておくと危険です。喧嘩をして弱い方が死んでしまう場合があります。
この件は2匹飼いの弊害で解説しています。

最後のむなしい抵抗。
 では、自然界のハムスターが噛むことはあるのか?
自然界においては、敵に捕らえられた時に、唯一の抵抗として噛む行動はあるかもしれませんが、敵に食べるのをあきらめさせるほどの打撃力はありません。
つまり、襲われた時に噛むという行動は、ハムスターのむなしい最後の抵抗なのだということを知ってあげてください。

 では、ペットのハムスターが皆さんを噛むのは、何故でしょうか?
その理由をしっかりと解明しました。

§Ⅱ ハムスターの噛む行動を解明


【噛む三つのタイプ】

 「噛まれる相談」の沢山のメールの内容をひとつづつ詳しく分析しました。
ハムスターの噛み方を3つのタイプに分けて説明いたします。

【タイプによって、原因と対処方法が全く異なる】

 噛み方=噛まれ方を良く観察してください。
どういうときにどんな噛まれ方をしたかを正しく判断することが大切です。 解決への最短の近道になります。

タイプⅠ
 血が出るほどに噛む ⇒ 強いストレスに晒されているときの噛む行動。

タイプⅡ
 強く噛むがすぐに離す ⇒ 飼い主の行動にびっくりしたり、 怖い思いをしたときの咄嗟の反射の噛む行動。

タイプⅢ
 噛む強さを加減するように噛む ⇒ 縄張り本能による噛む行動。

タイプⅠとⅡとⅢが複合している場合はタイプⅠから先に治します。
 

 タイプⅠもⅡもⅢも、原因と対処方法も解説しています。タイプ別に対処してあげれば、今噛んでいるハムスターも、 噛まないハムスターになります。

≪治し方・解決策にお急ぎの方は噛むタイプ別に、下表からどうぞ≫

【噛むタイプ】 【タイプ別の解説】 【治し方の項】
 タイプⅠ  血がでるほど強く噛む
 タイプⅡ  強く噛むがすぐに離す
 タイプⅢ  強さを加減しながら噛む
以下に、噛むタイプ別に、詳しくご案内いたします。

 タイプⅠ 血が出るほど強く噛む

● 重いストレス症状です。早い対処が望まれます。

主な原因が三つあります。

 ハード面が1つ、ソフト面が二つ、噛まれる皆さんには、思い当たる原因が少なくとも一つはあるはずです。

● 第一の原因はハムスターが求める家(ハード)が無いこと。
ハムスターが求める家は、入口のある身を隠すだけの家ではなく、安眠・熟睡できる寝室や貯蔵室がある家です。

 安全に、安眠・熟睡することができないストレスが次第に鬱積して重いストレス症状を発します。
これが最も多い原因です。
≪参考⇒ハムスターの家≫

● 第二の原因は食べ物を貯蔵できない不安とストレスです。
食べ物の与え方(ソフト)に原因があります。

 ハムスターには、食べ物を貯蔵する【本能と習性】が有ります。
飼育ケースの中は自分の縄張りです。
この縄張りの中に貯蔵する十分な量の食べ物が無ければ、不安になり大きなストレスになります。
 食い溜めができないハムスターはほぼ一時間ごとに食べなければならない動物なのです。
決まった時間(一日に2回など)に決まった量をあげる犬や猫の給餌方法を採っていませんか?
これは、間違いで、大きなストレスを与えていることになります。
これもとても多い原因です。
 ただし食べ物の与え方は、地下型の巣箱方式とは正反対の考え方があります。
≪参考⇒食べ物の与え方≫

● 第三の原因は接し方(ソフト)です。(稀な例です)

 怖い人と思わせる接し方をしてしまっている場合です。
迎えたときにいじり過ぎた(可愛がり過ぎた)などで、『怖い・危険な人だ!!』と、学習させてしまった場合です。
 特に、ゴールデンなどの大型種は学習能力がとても高いので、一度怖がらせたり警戒させてしまうと厄介です。
しかし、これは噛む原因としては稀な例です。

● 併発している、とても危険なストレス症状

 噛むハムスターには、噛む以外にもストレス症状の併発があるはずです。
ストレス症状が併発しているハムスターは、重篤な場合がありますので、迅速かつ適切な対処が必要です。
≪併発していると危険なストレス症状≫
・脱毛
・目や口の粘膜のただれ
・下痢
これらの症状が併発している場合は、適切カツ必要な処置に合わせて、上記の3つの原因を速やかに解決してあげてください。

≪タイプⅠ のまとめ≫

● 異常な行動のハムスター

 このような噛みつき方は、§Ⅰでご案内の通り、正常な心身のハムスターには起こり得ない行動です。
強いストレス状態のハムスターの典型的な噛み方です。
環境のストレスに耐え切れなくなったハムスターが飼い主に助けを求めて 必死で発信している信号として受け止めるてあげなければなりません。

「ぼくは気が狂いそうです!!」
「どうか、助けてください!!」


というハムスターの精一杯の叫びです。
噛まれる皆さんも辛いですが、ハムスターの方はもっともっと辛い思いをしています。
早々に気づいて、対処してあげましょう。

【噛むとき】
飼育環境からストレスを受けている間は続きます。
(参照⇒ハムスターのストレス

【噛む場所】
場所に関係なくどこででも噛みます。

【ストレス状態を裏付けるその他の行動】
 金網を一心不乱に齧り続ける。
 金網の天井の雲梯行動。
 ケースの側面を必死に登ろうとする行動。
 ジィッと鳴く
意味のない異常な繰り返し行動が併せて見られたら、これらの行動こそ、正常なハムスターには見られない重度のストレス状態の行動です。

【ハムスターの心身状態】
 強いストレスに晒されているハムスターです。
 心が常時ピリピリしている状態です。
 飼い主と良好なコミュニケーションを取る心の余裕が全く無くなっています。
 しかし食べなければなりませんので、飼い主は食べ物をくれる対象だけです。
食べ物を手からもらってくれたので信頼されていると勘違いしてしまうときです。

【この状態が長く続くと、健康を損ないます。】
脱毛が起きたり、
毛艶が悪くなるとか、
消化器系にストレスが原因と思われる症状が発症する例が多いです。
発症はウンコがコロッとしない柔らかさになる。口の周りがただれるなど。
※突然死んでしまいました!!は、このストレス状態のハムスターに起こる可能性があります。

間違った解釈と間違った対処

したがって
● 「指を食べ物と間違えた」とか
● 「噛んだら躾けて治す」とか
● 「噛み癖があるハムスター」
などといった不適切で論外な解釈をして、間違った対処をすればハムスターに迷惑であって、問題は解決しません。

【チョット横道で一息】
「指を食べ物と間違えた」というありそうな話をご存知の方もいらっしゃると思いますが、
牧場の牛に、ステーキと間違えて噛みつく人間がいないと同じく、ありえないことです。
噛まれて困った人がこじつけて考えたことでしょうが、SNSでは独り歩きしています。 こじつけですから、何の解決にもなりません。
 ハムスターのSNS情報にはもっともらしく独り歩きして皆さんを惑わす無責任情報がたくさんあります。

タイプⅠの【解決策・対処方法】は にまとめました。



 タイプⅡ 強く噛むがすぐに離す 

安心して良い状態です。

ハムスターがみなさんとコミュニケーションを取ろうとするときに、皆さんの行動(指先の動きなど)を「危険でない」と学習する過程で起きる噛み方です。
地下型の巣箱式で飼っているハムスターの、ステップ8以降の初期段階に発生する噛み方です。
噛まれるのは接し方の問題です。
ハムスターが皆さんの手の動きに慣れていない為にびっくりしたり、嫌がって噛む場合です。極度にビックリさせれば反射的に血が出るほど強く噛むこともありますが、ハムスターの心身状態が本質的にタイプⅠとは全く異なります。

『地下型の巣箱』で生活しているハムスターが対象です。
旧来の飼い方で生活しているハムスターの場合でも、ストレス無く生活しているハムスターも参考にして頂けます。

●【発生の時】
地下型の巣箱式のハムスターの飼い方のコミュニケーションを始めるステップ8の初期段階とそれ以降で発生します。
 この時のハムスターのは地下型の巣箱の中で巣穴の三大習性の行動が実現できて、心身ともに安定した状態で、心に余裕が出来て、皆さんに向けて好奇心が湧き始めた時期です。
そして既に、ステップ7までの数日から一週間で、皆さんが脅威でないことを学習した段階です。

 この時のハムスターは、みなさんとコミュニケーションをとりはじめる準備が整った状態だということを知っておきましょう。
これが先に述べたタイプⅠと完全に異なっている要点です。

●正しいコミュニケーションで解決します
 いよいよコミュニケーションが始まると、ハムスターは初めて皆さんの身体の大きさを間近に見て、手の動きや指の動きと対面し体験し学習します。
 信頼関係が築かれる途上ですから、ハムスターは用心しています。不用心に近づいてもし捕まえられて食べられてしまえば全てが終わってしまうことをハムスターは知っていますので、この時期のハムスターの用心のレベルは最高度なのだということを理解してあげましょう。

●本当は勇敢なハムスター
 用心が最高度なのに近寄って来るという一見矛盾した行動の原動力になっているのがハムスター特有のとても強い好奇心と勇敢さです。

【チョット横道で一息】
 ハムスターを臆病な動物と表現しますが間違いです。人の気配ですぐに隠れる行動を見ると臆病に見えるので皆さんに受け入れられています。
 しかし、ハムスターはけっして臆病な動物ではありません。
臆病だったら、皆さんの前に出て来なければ良いのに出てくるのですから、、、。
ハムスターは賢く好奇心が強くとても勇敢な動物です。
警戒しながらも皆さんの前に出てきて、皆さんの行動を学習するハムスターが臆病であるはずがありません。
ハムスターの本能にある警戒心を理解したうえで、危険を感じたらすぐに逃げ込める巣穴を近くにしてコミュニケーションをとってあげる良いです。≪参考⇒巣穴の効果≫

●皆さんの気持ちとのギャップで噛まれる
 一方の皆さんは、可愛いハムスターを受け入れるWelcomeの気持ちが初めから200パーセントですから心を開いて接します。
一方ハムスターの方は、食べられる心配を完全に払拭出来ていません。差し出された手で掴まれて食べられる恐れを完全に払しょくするまでには、手の動きが危険でないことを学習するまでには時間が掛かります。
●ハムスターは必死に学習しています
 ニコニコしながら握手の手を差し出されても、皆さんの指先の動作のパターンの一つ一つが安全であることを学習し納得するまでは、握手に応じられない事情を解ってあげましょう。このハムスター側の事情を解ってあげれば問題解決も間近です。
はやる気持ち満々の、Welcomeの気持ち200パーセントの皆さんと、用心しながらも近寄って来るハムスターとのギャップが存在するときなのです。

●ハムスターのペースで進めれば解決します
 ステップ8の初期段階に見られるタイプⅡの噛む行動は、ハムスターのペースよりも、皆さんのコミュニケーションを進める速さが早すぎるときに発生するのですから、解決策の答えは、『ハムスターのペースでコミュニケーションを進める』が正解です。

●ビックリして噛む
 なお、ステップ8を通過してもタイプⅡの噛まれ方をしたなら、それは、指先や手先や周りの音や振動などに、予期しないあるいは未知・未体験の動きがあったことに、びっくりして衝動的に噛んでしまった場合です。
ハムスターは賢くて学習能力がとても高いので、未知・未体験の動きや音もすぐに慣れます。

タイプⅡのまとめ

【噛まれる例】
ステップ8でコミュニケーションのために初めて指を出したら血がでるほど噛まれた。
つかまれたときに、敵に襲われたと勘違いして、咄嗟に反射的に噛む。
上からつかんでくる手に恐怖を感じて噛む。
飼育ケースの隅に追い詰められ逃げ場が無くなり、恐怖心から噛む。
これは【窮鼠猫を噛む】型です。
飼い主の手が、素早く動くなど、予想外の動きをした場合に、ビックリして噛む。
この恐怖やびっくりして咄嗟の反射による噛む行動は、ハムスターにとっては、咄嗟の出来事で、何が起きたか考える時間も無く、警戒心と湧き上がる恐怖心による反射的行動です。
 噛む力は、怖いと思った時、驚いた時の程度によって変わります。
びっくりした度合いによっては強く噛んで血がでることもあります。
また、コミュニケーションが進行すればするほど、噛む力も柔らかくなりやがて噛まなくなるのがこのタイプⅡの特徴です。


○コミュニケーションを取る速さがハムスターのペースよりも早い場合に起こりやすい。
○手や指の動きが危険でないことを学習するまでの間に起きる。
○手や指の動きが予想外だった時の、驚きと恐怖による咄嗟の反射の噛む行動。
○手や指の動きにビックリした恐怖感から咄嗟に噛んでしまう行動。
○コミュニケーション中に、予期しない音や振動などが有った時に思わず目の前の指を噛んでしまう。


●【発生の場所】

 何処でも起きます。

●【噛み方の特徴】

○噛み方は一瞬です。すぐに離れるのがこの噛み方の特徴です。
○ステップ8の初期には強く噛みます。
○血が出るほど噛むのは稀です。
○飼い主の手と指の動きと癖に慣れてしまえば、噛まなくなります。
○信頼関係が出来てくるにしたがって、噛む力も弱くなるのが特徴です。
○仲良くなれば噛まなくなります。

【解決策・対処方法】は

にまとめました。



 タイプⅢ 噛む強さを加減しながら噛む。

安心して良い状態です。仲良くなるゴールも間近です。

ここも、地下型の巣箱式で飼っているハムスターの、ステップ8以降の初期段階に発生する噛み方です。
今現在の指先の行動に、ダメだよ!! イヤだよ!! というメッセージを発している噛む行動です。

● 地下型の巣箱で生活しているハムスターが対象です。
● 旧来の飼い方で生活しているハムスターの場合は参考にしてください。

●ハムスターの縄張り意識が行動の原点です。
 このタイプⅢが、ハムスターの縄張り意識の【本能と習性】に深く関係していることが解りました。

●【タイプⅢの噛むハムスターに関する理解】








1.家を持ったことを自覚・認識したハムスターである。

 地下型の巣箱の中で『巣穴の三大習性』の行動が実現すると、ハムスターは、自分が家を持ったことを自覚し認識します。
安全に、安眠・熟睡できて、食べ物を貯蔵した家を持てば、この家を守りたくなる意識が芽生えるのは、ハムスターに限らず、他の動物にも人間にも言えることですので、この行動はどのハムスターにも起きる極自然な行動であることが解ります。

●犬の行動に似た縄張り意識
 ハムスターの縄張り行動は犬のそれに似ています。
犬に縄張り行動があることは良く知られています。縄張り間周りにオシッコでにおい付けをします。


2.縄張りのエリアを認識する。

ハムスターの縄張り
↑ ハムスターの縄張り意識のエリアの例のイメージ

●犬は縄張りエリアを明確に認識しています。
 犬は、自分が飼われている家が縄張りの中心になります。
門があれば、門の外と門の内側を区別します。門の前を通る人には吠えないけれど、門の内側に入って来た人に吠える犬は門の内側が守る縄張りと認識します。
 この犬が公園の散歩中に人に遭っても吠えないのはそこが自分の縄張りでないと認識しているからです。

●ハムスターも同じです
 上の写真を参考にしてください。
 敵を撃退する具体的な手段を持たないハムスターですが、守りたいエリアは設けます。
家の入口である巣穴は、誰にも入ってほしくない浸入拒否のエリアです。
巣穴から離れた場所は、侵入警戒エリアになります。
侵入の危険を感じれば、バリケードを作ります。
バリケードは、家を守りたい意識の現れです。

3.飼い主を信頼度で識別する。

●犬と同じく、皆さんとの信頼度で噛む行動が異なります。
 ハムスターは、自分で設定した縄張りエリアの中で、タイプⅢの噛む行動を起こします。
しかし、ハムスターは、信頼関係が築けた皆さんに対しては、侵入拒否エリアに入っても拒否行動で噛みつくことはありません。これも犬と似ています。
 ここでタイプⅢの噛まれ方をするのは、信頼関係が構築途上の皆さん場合です。
しかし、かなり信頼関係が出来上がった時点でも、試しに、巣穴の中に指を入れてみると、「カプ!!」っと噛むことがあります。
 信頼はしているけれど、これ以上中に「入っちゃヤダヨ!!」という言葉が聞こえそうな行動です。

4.信頼関係が構築された飼い主を縄張り意識で噛むことは無い。

 家族には決して吠えない犬と同じく、信頼関係が出来て仲良くなった皆さんを、タイプⅢで噛むことはありません。
 かえって、近くに居てくれることで、他の敵から襲われる危険が無くなることを学習・理解している為か、自由に行動している姿がうかがえます。
もしこの時に噛まれたとしたら、それはタイプⅡの何かにびっくりして衝動的に噛んだ場合だと判断して良いと思います。



≪タイプⅢのまとめ≫

この行動は、正常なハムスターの縄張り本能による正常な行動で有ることを知ってあげましょう。

●【発生の時】

 巣穴を自分の家と認識した時から、飼い主と仲良くなるまで。

●【発生の場所】

 巣穴の周りの一定エリア又は飼育ケース全体(皆さんをどのように学習し受け入れているかによって広さが変化します)

●【ハムスターの心身の状態】

 ハムスターは至って正常です。縄張りの【本能と習性】が正しく働いている証の行動です。
かつ、危険ではない相手だけに見せる行動です。
脅威を感じている場合には巣穴から出てきません。

【解決策・対処方法】は、信頼関係を築いて仲良くなることです。

にまとめました。







§Ⅲ 噛むハムスターの治し方

ここでは、三つのタイプそれぞれの治し方・対処の方法を説明いたします。

≪初めに≫

 血が出るほど噛むタイプⅠの場合と、タイプⅡタイプⅢの対処方法は異なります。
 噛む原因が全く異なるからです。
以下に、タイプ別に、治し方を詳しく説明いたします。


● 血が出るほど噛む タイプⅠ の治し方と解決策

原因はストレスです。今ハムスターに及ぼしているストレス源を正してあげれば治ります。

血が出るほど強く噛むハムスターが罹っているストレス源は3つあります。何れか一つの場合と、複合の場合があります。

● ストレス源の一つは、安心して寝ることが出来る家が無いことです。

 これは、ハムスターの家に地下型の巣箱を与えることで、実に効果的に治ります。
詳しくはハムスターの家をご覧ください。


● ストレス源のもう一つは、食べ物の量が少ないことです。

 これは、食べる分が足りないのとは違います。ハムスターは『十分な量だ!!』とハムスター自身が感じるだけの量の食べ物が身近に無いとストレスを感じてしまいます。
貯蔵ができないとストレスを感じる動物です。
 したがって貯蔵活動を実現させてあげることで、実に効果的に治ります。
地下型の巣箱を与えると、すぐに貯蔵行動を始めます。

餌の正しい与え方を参考にしてください。


● ストレス源の三つ目は、接し方です。(稀な例です)

 敵ではない、危険ではないということを納得させてあげれば噛むのは治ります。正しいコミュニケーションで治ります。

以下に、それぞれの説明をいたします。


● 安心して寝ることが出来る家が無いことのストレスの対処方法。

何故、今までの「ハムスターの家」ではだめなのか?
ハムスターの家と皆さんが認識している家は●一室のみ、●入り口は大きく開放の構造です。
これでなぜ安心できないか?

ハムスターを、人の女性に例えて説明します

●一室のみ、●入り口は大きく開放の家が女性の家だとします。
女性は毎日そこで寝るしかありません。人に覗かれたり入ってこられることが心配で安眠・熟睡できません。
時には、入り口にモノを積んで中が見えないようにしても、見えないからと言って安眠・熟睡はできません。この女性がストレスで病気になるとすれば、家の構造にその原因があるのは明らかです。

ハムスターも女性もストレスは同じ

 この女性の何十倍も警戒心の強いハムスターです。敵に食べられる心配のない安全な巣穴の中で寝たいのに、外から丸見えで毎日寝ていることで、女性以上に強いストレスが鬱積しています。
この鬱積したストレスが人を噛む原因になりますし、その他のストレス症状が診られる様になります。
女性もハムスターも、
 寝室がある普通の構造の家に住んで、安眠・熟睡すれば、すべてが一気に解決します。

 噛むこと以外でも、ハムスターの心身を蝕んでいるストレスの問題を一気に解決することが出来たのがハムスターの家です。
『地下型の巣箱』方式の飼い方では、●一室のみ、●入り口は大きく開放の構造の家をハムスターの家として使用することはしません。せいぜい立ち寄り所・隠れ場所程度です。



● 食べ物の量が少ないことのストレスにの対処方法。

 『地下型の巣箱』の貯蔵室で、貯蔵行動を実現させてあげれば、たちどころに治ります。

肥満を心配する皆様

 ただし、ここを訪れている皆様は旧来の飼い方の給餌方法を採っている方が大部分でしょう。
そのために、食べ物を大量に貯蔵させる給餌方法には、拒否・否定・違和感・ためらい・心配・肥満など、様々な思いがよぎるのだと思います。
 

飼い方の基本が全く違います

 ストレス食いの肥満を心配して給餌方法を採っているのが旧来から行われている飼い方でしょう。
 地下型の巣箱式は、ストレスを生じさせない環境で、ハムスターがもともともっている【必要なものを必要なだけ食べる】【本能と習性】を発揮させてあげる飼い方です。
詳しくは、正しい与え方ハムスターの食べ物と貯蔵行動を参考にしてください。
肥満を心配される方は、肥満を心配する方の為のページも併せて参考にしてください。
参考ページに記載してありますが、食事制限には大きな危険が潜んでいる場合もあります。


● 接し方のストレスの対処法。

 仲良くなってしまえば、血が出るほど噛まれるということはありません。しかし、なかなか仲良くなれない方がいます。
前項の通り、ストレス状態のハムスターと仲良くなることはできませんが、ストレスが無いハムスターと仲良くなれないとしたら、それは、ハムスターに警戒されたり怖がられている可能性があります。

 その多くが、初対面の時に「怖い・警戒が必要な人!!」と学習させてしまった場合です。
 ゴールデン系の大型種は特に頑固です。初対面の嫌なことをなかなか忘れてくれません。
 治し方は、優しく接して時間をかけて仲直りをすることです。
できれば、良い印象で初対面の時を迎えるのが良いです。
これからハムスターをむかえるかたは、是非とも、次のページを参考にしてください。
必ずお役に立ちます。

迎えたばかりの時のハムスターの気持ち
迎えたばかりのハムスターに関わらない





● タイプⅡ の治し方と解決


 強く噛むがすぐに離すという噛み方は、びっくりして咄嗟に噛んでしまう噛み方ですから、ビックリさせないように接してあげるれば、簡単に直すことが出来ま。
 ビックリさせないコツは、手や指をゆっくり動か洗馬良いです。コミュニケーションを取るときに、スローモーションの様に、手や指の動きをハムスターが予測できる程度にゆっくり動かしてあげればビックリしませんので噛みません。
 ハムスターが皆さんの行動に慣れるまで、コミュニケーションの進め方を、ハムスターのペースに合わせてあげれば噛まれることは無くなります。

 この時のハムスターは、ステップ7までに皆さんのことを『脅威ではない』ということを学習しています。関わらなかったことで、ハムスターが安心して皆さんのことを観察できました。
 ステップ8のコミュニケーションがはじまると、まず近づいてきた皆さんが脅威でないことを納得しているので、巣穴に逃げ込むことが無くなります。
次に、手の動きを体験して手が危険でないことを学習します。
そしていよいよ指先の動きを学習して危険でないことを学習します。

何しろ、これらのすべてがハムスターにとって初めてのことですから、ハムスターにしてみれば、用心しながらのコミュニケーションです。
この時の皆さんは、ハムスターに対して心全開の思いで、ニコニコしながら握手の手を差し伸べているといったところだと察します。
 一方ハムスターの方はどうでしょうか?
警戒心が極めて強いハムスターですから、うかつに近寄ってもし食べられてしまったら全てがおしまいになることを知っていますので、最高レベルの慎重さでコミュニケーションを取り始めているときです。

 そんな最中に、予期しない動きや物音や振動があれば、びっくりして反射的に噛んでしまいます。


コミュニケーションを進める速さは、ハムスターの早さに合わせてあげましょう。
そうすれば全て解決します。

【対処方法】
   ビックリさせないことです。
 手の動きをスローモーションのようにゆっくり動かして、皆さんの手の行動をハムスターが読み取れる時間、理解することができる時間をたっぷりと与えてください。
 馴れるまでは、両手でゆっくりとすくい取るようなつかみ方をしてください。
つまり、ハムスターが恐怖心を持たないつかみ方をしてあげればこの噛む行動は、起きません。

 コミュニケーションをハムスターのペースで進めるのが一番の対策です。仲良くなるのを焦らない急がないのが基本です。
● ハムスターは、みなさんのことを安全だと学習して、次に、皆さんの手を安全だと学習して、次に、皆さんの指を安全だと段階的に学習し納得します。これには時間が掛かることを理解してあげれば良いです。この時間をたっぷりとハムスターにあたえてあげながらコミュニケーションを深化させるのがハムスターにとってよいコミュニケーションのすすめかたです。




ハムスターの飼い方
↑パスタを摘まんだ指でコミュニケーションを始めた所です。このようなコミュニケーションから、飼い主の手や指が危険な動きをしないことを、すぐに学習します。
○行動の前にやさしく声を掛けるのも効果があります。
 ステップ8のコミュニケーションの開始初期段階では強く噛むので血が出ることもありますが、タイプⅠの状態とは全く違うので、明確に区別してください。



● タイプⅢ の治し方と解決策


ハムスターと仲良くなってしまえば自然と解消するのがこのタイプⅢの噛み方です。 ハムスターの縄張り
↑ ハムスターの縄張り意識のエリアの例のイメージ

 タイプⅢの、縄張りを守る為の噛む行動は、コミュニケーションが進んで信頼関係が築かれれば、いつの間にか起こらなくなりますので、心配しないで良いです。
 ここまでなら良いです。これ以上は近づかないでください。という範囲は、皆さんとのコミュニケーション、信頼関係の進み具合で変化します。
 信頼関係ができてしまえば、仲良くなったら、この噛み方は無くなります。

 ただし噛まなくなったからと言って、縄張り意識が消えたわけではありません。すっかり仲良くなったら試してみてください。
ハムスターが巣穴に入ったときに、巣穴の中に指を入れてみると、軽く噛むことがあります。
仲良くてもここはダメというメッセージです。










§Ⅳ 噛まないハムスターの育て方

地下型の巣箱を使った飼い方で、すっかり解決します。

先の、
  1. §Ⅱ ハムスターの噛む行動を解明しました


で解説いたしました通り、ハムスターが噛む時のタイプを次の3つに分けました。

  1. タイプⅠ 強い血が出るほど強く噛む ⇒ 強いストレスに晒されているときの噛む行動。
  2. タイプⅡ 強く噛むがすぐに離す ⇒ 飼い主の行動に反応する、恐怖による咄嗟の反射の噛む行動。
  3. タイプⅢ 噛む強さを加減するように噛む ⇒ 縄張り本能による噛む行動。


地下型の巣箱式で自分の家を持っているハムスターの噛み方はタイプⅡまたはタイプⅢの何れかてす。血が出るほど噛むタイプⅠの噛み方は、基本的に起こりません。

 地下型の巣箱式でもし今、噛まれていてタイプⅡかタイプⅢの噛まれ方なら、悲観したり心配することはありません。

 噛まれるということは、≪ハムスターと皆さんの関係が、少なくとも一歩前進している証である≫ということを、是非知っておいてください。

どういうことかというと、
  もし、ハムスターが皆さんのことを、怖い人・敵かもしれないと悪いイメージで学習していたら、皆さんの前に、姿を決して現さないからです。

飼い主に噛みつくために地下型の巣箱から、わざわざ出て来るという行動はハムスターにはありません。

地下型の巣箱をもらったハムスターは、安全に身を隠せる家に住んでいる自覚を持っています。
皆さんの前に出て行かない自由と、出て行く自由という二つの選択肢を持っています。
嫌なら皆さんの前に出て来ません。
玄関の外に危険な人が居たら出て行かなくても良い、人の場合の心理と同じです。

出て行かなければ済むのに、出て来ることから、皆さんとコミュニケーションを取りたいというハムスターの気持ちが読み取れるからです。

 皆さんの前に出て来るという、この時の気持ち、しかし、もしこの時に噛まれたら、皆さんの接し方に「嫌だよ!!」という信号を送ってきているわけですから、その噛むパターンからハムスターの気持ちを理解してあげることが出来ますし、接し方を正しく修正することが出来ます。
読み取れば、ハムスターと仲良くなれる一歩前進になります。

※この時のハムスターの心理は巣穴の効果で詳しく解説しています。  このために、ハムスターにストレスを与えない飼い方を、ハード面(飼育環境)とソフト面(接し方と食べ物の与え方など)から研究して完成したのが、地下型の巣箱式のハムスターの飼い方です。
ストレス症状のハムスターに地下型の巣箱をあたえることで、ストレス症状を劇的に改善することが出来ます。

ハムスターをストレス無く、健康に育ててあげることが、噛まないハムスターに育てる基本です。

心身ともに健康なハムスターは、理由なく飼い主を噛むようなことはありません。




Ⅴ 噛まれたショックの立ち直り方

 地下型の巣箱で正常に生活しているハムスターの場合ですが、「ハムスターに噛まれたショックから立ち直れないです」とメールをいただくことがあります。

 可愛く思っていたハムスターに噛まれたことで、「飼い犬に噛まれた」ようなショックを受けてしまったようです。しかし、ハムスターには悪気がありません。犬とハムスターでは違いがあります。

 犬が信頼する飼い主を噛んだとしたら、その行動には何らかの意思があってのことで、よほどのことがあったからですし、訓練をすれば噛ま無くなります。
ですから、飼い犬に噛まれたらショックです。
 しかし、ハムスターは噛むタイプⅡまたは噛むタイプⅢのように【本能と習性】で噛んでしまうだけですから、裏切られたように感じる必要は全くありません。
 むしろ、ハムスターが噛まざるを得なかった接し方をしたのは皆さんの方なので、噛まれたらハムスターに「ごめんネ」と言ってあげる立場です。

【コミュニケーションを深める過程の出来事です】
 そもそも噛まれるということは、ハムスターが皆さんを信頼し始めている証だということです。
『地下型の巣箱』を家に持ってステップ8を迎えたハムスターは、地下型の巣箱の中が安全であることを学習済みです。
 嫌なら出て来なくて良い、あるいは巣穴の中に逃げ込んでしまえば良い選択肢があるのに、皆さんとコミュニケーションを取るという選択肢の方を自ら選んでコミュニケーションを取ろうとしている行動がその何よりの証です。
 ということで、噛まれたことで、ハムスターに対して距離を感じたとしたら、それは、考え過ぎで、むしろ距離が縮まる過程の出来事という方が正しいです。
もちろん皆さんの方にもハムスターの接し方を学んでいただく必要があるのは言うまでもありません。
 ハムスターが皆さんを噛んで、巣穴に逃げ込んだとしたら、心臓がドキドキのはずです。もちろんハムスターの心臓です。
よって、皆さんが、ハムスターを落ち着かせてあげてください。
 そうすれば、お互いが簡単に立ち直れます。




Ⅵ ハムスターの噛む行動の研究発表の普及

ハムスターの噛む行動の研究発表を多くの皆様に知っていただくために、ご協力をお願いいたします。

 今現在(2016年2月)、ハムスターの噛む行動を研究して発表しているサイトが他に見当たりません。

 一方、『食べ物と間違えて噛んだ』や『噛んだらお仕置きして躾ける』などの間違った解釈・説明が多数見受けられます。

地下型の巣箱入澤二郎の研究の結果である、
ハムスターが噛む三つのタイプ
タイプⅠ 強いストレスに晒されているときの噛む行動。
タイプⅡ 飼い主の行動に反応する、ビックリしたり恐怖を感じて、反射的に噛んでしまう咄嗟の行動。
タイプⅢ 縄張り本能による噛む行動。
については、ご自由にコピーして利用いただいて結構です。

 可愛いハム君のために、出来るだけ多くの皆様に知っていただくことにご賛同いただければ嬉しいです。

 なお、噛む行動についての新たな研究報告などあればお知らせいただけると嬉しいです。多くの皆様とハムスターの研究ができる環境作りにもご賛同いただければ、なお嬉しいです。 2009年8月
2018年1月11日改訂
地下型の巣箱入澤二郎

ハムスターの基本中の基本を知っていただくページを新設いたしました